診療科概要

診療体制

昭和大学泌尿器科は、病床数25床、外来は11名の泌尿器科医で診療を行っています。地域医療連携施設と連携した診療を行っており、初診患者の約4割は紹介患者となっています。午前は初診1枠、再診2枠、午後はおもに再診1枠で外来診療をしています。専門外来としては、月曜日の午後はストーマ外来、月曜日午前、火曜日午後は前立腺癌外来で、水曜日の午後は、神経因性膀胱に対するウロダイナミクという特殊検査を行っています。尿路結石症に対する体外衝撃波結石砕石術(ESWL)は原則として金曜日の午後に日帰りで施行し、前立腺の精密検査である経直腸超音波検査は火曜日午後に行っています。 年間手術件数は400件以上、尿管結石に対する体外衝撃波結石砕石術(ESWL)は100件以上、尿路感染症、腎後性腎不全に対するステント挿入・交換は約140件行っています。平成26年度の外来患者数は初診が1日平均4.1人、再診が87.6人、一日平均入院患者数は21.2人でありました。

治療方針

泌尿器科診療のニーズは年々高まっています。前立腺がんや他の尿路性器悪性腫瘍の患者数は著しい増加傾向にあり、超高齢化社会に伴い、前立腺肥大症や神経因性膀胱、過活動膀胱といった下部尿路症状、Female Urology、尿路結石症や尿路感染症、男性性機能障害など、泌尿器科が扱う良性疾患も増えています。そのような中、各種泌尿器科癌、下部尿路症状を来す疾患、尿路結石症などに対して、当科ではできるだけ低侵襲となる治療を心掛けています。同じく、尿路感染症では、高齢者の尿管結石に伴う複雑性の重症腎盂腎炎では敗血症となる症例もあるため、治療には細心の注意をはらっています。 泌尿器科は、疾患に対する診断法・治療法が目覚ましく進歩している分野です。当講座では、泌尿器科疾患に対して日々、最新の診断法、治療法を実践応用し、温かみのある診療をモットーにしながらあらゆる泌尿生殖器疾患について診療にあたっています。

特徴的な診療領域

前立腺癌に対しては、積極的に研究、診断、治療に取り組むとともに、各種手術法、各種放射線療法、と全ての治療法に対応している施設でもあります。根治的手術療法に関しては、2013年9月からロボット支援下手術(ダヴィンチ)を導入し、現在では毎週ロボット支援下手術による前立腺全摘除術を施行し症例数を蓄積させています。また、適応外の症例には、ミニマム創による低侵襲手術や従来の開腹手術も施行しています。また、放射線療法では、当院診療放射線科とも連携し、外照射(IMRT)、内照射(密封小線源療法)とも症例数豊富に施行されており、ホルモン療法も加え、様々なバリエーション治療を提供しています。 腎癌には、可能な限り腹腔鏡を中心とする低侵襲治療、腎部分切除術による腎温存手術を心がけています。転移性病変に対しては、分子標的治療薬、免疫療法、手術療法など専門医が集学的治療に取り組んでいます。 膀胱癌などの尿路上皮癌には、表在性膀胱癌の内視鏡治療後の膀胱内注入療法に対して積極的に取り組むとともに、進行性病変に対しては手術や様々な化学療法を最新の根拠をもとに施行しています。膀胱全摘後の尿路変更に関しては、回腸導管、代用膀胱を考慮し、化学療法に関しては、基本的にGC療法(ジェムシタビン、シスプラチン)を第一選択とし、GP療法(ジェムシタビン、パクリタキセル)などによるレジメンにも臨機応変に対応しています。 同様に、精巣腫瘍に対しても、手術に加え、様々な化学療法や放射線療法に対応しており、これまで実績を積み上げてきました。 また、尿路結石や前立腺肥大症、尿路感染症に対する内視鏡治療の実績も日本有数です。特に尿路結石症に対しては、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)をはじめ、手術療法も経尿道的尿管結石砕石術(TUL)、軟性鏡による治療(f-TUL)、経皮的腎結石砕石術(PNL)など全ての外科治療にも対応しています。

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