診療科概要

診療内容

主な疾患は、智歯(親知らず)、埋伏歯、歯性感染症、口唇口蓋裂、顎変形症、良性・悪性腫瘍、顔面外傷、粘膜疾患、顎関節疾患、唾液腺疾患など多彩です。その中で、外来で行う主な治療には、智歯、埋伏歯の抜歯、歯根尖切除術、インプラント治療などの小手術や歯性感染症に対する消炎処置、口腔粘膜疾患、顎関節症などの治療があります。一方、入院していただいて治療する疾患には、口唇口蓋裂、顎変形症、良性・悪性腫瘍、インプラント(骨移植を含む)、嚢胞、顔面外傷、重症感染症などがあります。

特徴

 従来の口腔外科は、外傷、炎症あるいは口腔癌など、いわゆる急性期疾患に対する外科治療が主体となっていました。口腔外科の診療が患者さんのQOL (Quality of Life: 生活の質) に影響を与える様々な機能を備えた領域が対象となることから、最近では単に疾患を治療するだけでなく、自然な形態や機能を回復し、健康的な美しさを取り戻すことが求められています。したがって、顎口腔領域の形成・再建手術や顎顔面インプラントによる顎口腔機能再建手術などは、患者さんの社会生活に直接関わる重要な手術であり、口腔外科学の新たな領域とも言えます。

以下に私達が得意としている特徴的な医療を紹介いたします。


1.コンピュータシミュレーションを応用した外科的手術

CT画像解析ソフトウェアの普及に伴って、顎骨に生じた様々な疾患に対するコンピュータ画面上での手術シミュレーションが可能となっています。しかし、画面上でのシミュレーションでは顎骨の切除に伴う形態の変化、骨片の変位あるいは咬合の変化など、手術の際に起こり得様々な問題を全て正確に診断することは困難です。そこで、私たちは独自に開発した方法でCTの撮像データーから骨格形態だけでなく歯列形態まで再現した三次元頭部骨格モデルを作製し、様々な手術に対するシミュレーションを行っています。このモデルを用いてシミュレーションを行うことによって、術中・術後に起こり得る様々な問題を予測し、より正確で安全な手術を行うことが可能であると考えています。

2.顎変形症に対する集学的治療

口唇口蓋裂などやHemifacial microsomiaを始めとする顎顔面領域の先天異常あるいは骨格性下顎前突症などの発育異常によって顎骨に変形を生じた顎変形症の治療は、当科が得意としている分野の一つです。顎変形症の治療は顎顔面口腔外科、矯正歯科、口腔リハビリテーション科などとのチーム医療が必須ですが、当院ではこれらどの領域においても専門家を有しており、関連各科との緊密な連携により集学的治療を行っています。

3.保険診療によるインプラント治療

悪性腫瘍の手術や先天異常等によって顎骨に欠損が生じ、従来の歯科治療では咀嚼機能の回復が困難となった患者さんは、程度によりますが、保険診療でインプラント治療を受けることが出来ます。具体例としては,口腔癌の切除手術によって顎骨、舌あるいは歯肉・粘膜などに広範な組織欠損を生じ、義歯の装着が不可能となるなどして、重篤な機能障害をきたした患者さんなどが適応となります。
このような患者さんにインプラント治療を行うためには、まずインプラントの植立を可能にするために骨移植や粘膜移植などによる欠損組織の再建が必要となります。また、手術後に癌化学療法や放射線治療が行われる場合もあり、これらの癌治療に関する専門的な知識も不可欠です。したがって、保険診療が適用となるインプラント治療は一般のインプラント治療には無い、より高度で専門的な知識・技術を結集して初めて実現が可能となる先進的な歯科医療であると言えます。当院におけるこのインプラント治療は口腔外科が中心的な役割を担い、既に25年以上の臨床経験があります。

診療実績

ページ先頭へ戻る

ページ先頭へ
Copyright(C) 昭和大学歯科病院 All Rights Reserved.
〒145-8515 東京都大田区北千束2-1-1