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日刊ゲンダイ 夕刊『カミさんの病気シリーズ「白内障」』2014年12月2日

2014年12月11日

眼科 西村医師のインタビューが掲載されました。

●日刊ゲンダイ カミさんの病気シリーズ『白内障』(2014.12.2掲載)より●

 

               昭和大学藤が丘リハビリテーション病院眼科 西村栄一

インタビューを受ける西村医師

 妻が「最近かすみ目で…疲れかな」と目薬をさしたり、眼鏡をしているのに見づらそうにしていたら、すでに『白内障』が進んでいるかもしれないから要注意だ。

昭和大学藤が丘リハビリテーション病院眼科医長の西村栄一医師は言う。

「白内障は、カメラのレンズの役割をしている水晶体が白く濁る病気です。原因は外傷性や先天性、糖尿病などありますが、圧倒的に多いのは加齢です。つまり歳を取れば誰もがなる老化現象の一つ。ただし比較的女性に多いといわれています」

 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の場合、男女比は2:3で女性が多数。昨年2,179件の手術数のうち1,298件が女性だ。その年代別内訳を見ると男女共に70代が全体の約40%を占める。女性は40代から徐々に始まり、70代でピークを迎える。

「濁りは、水晶体を構成するタンパク質の変性によって起こります。そのリスクファクターとして、たばこや紫外線、肥満、遺伝などがあり、さらに糖尿病やステロイド投与といった他の病気との併発型があります。濁りの原因の一つがタンパク質の酸化と考えられるため、女性は40代までは女性ホルモンの中のエストロゲンの抗酸化作用に守られていると思われます」

エストロゲンが減少する閉経から酸化が進み、白内障の症状も進む。それによって男性より異変に気づくのが早いといえるかもしれない。なぜなら白内障の多くは初期では気づきにくいからだ。

「日本人の加齢白内障の多くは皮質白内障で、目のかすみやまぶしさ、視力低下といった症状が起こります。ですが水晶体の周りから濁るので、濁りが中心付近にくるまで症状を感じにくいのが特徴です。また、ゆっくりと濁りが進行するため、眼の変化に気づきにくいという事も…」

ほかには、真ん中から濁りだし水晶体が厚みを増すため焦点が近くなり近視化が起こる核白内障や、糖尿病や目の奥の手術をした人がなりやすい後嚢下白内障もある。それらが混在するのが一般的とのこと。点眼薬や内服薬で進行を抑えても、根本的な治療は現在、手術しかない。

「ここでの手術は、水晶体乳化吸引術が主流です。黒目の端に2~3㎜の切開を行い、器具を挿入して、水晶体の中身を超音波で砕いて吸い取り、そこへ眼内レンズを入れます。白内障以外の病気がなければ、眼鏡使用で1.0近い視力が得られます」

手術時間は1520分程度で成功率は9899%と高い。だが、できることならやりたくはない。予防法は、リスクファクターを避けること。若くても安心できない時代だ。

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