研究内容

平成22年度厚生労働科学研究費補助金(第3次対がん総合戦略研究事業)「大腸内視鏡検査による大腸がん検診の有効性評価」研究(主任研究者:工藤進英教授)
2007年正式発足。逐年便潜血検査群(FOBT群;非介入群)と、逐年FOBTに1回の検診大腸内視鏡検査(total colonoscopy ;TCS)を併用する介入群を無作為割付により設定し、プライマリ・エンドポイントとして大腸がん死亡率を比較することでTCSの有効性を評価する研究。仙北市立角館総合病院などをTCS実施施設とし、秋田県内の他の病院などが参加する多施設研究である。

平成13年度ポリープ切除の大腸がん予防に及ぼす効果の評価と内視鏡検査間隔の適正化に関する前向き臨床試験」(厚生労働省・科学研究費助成)
国立がん研究センター中央病院内視鏡科・内視鏡センター松田尚久医師を主任研究者とし、当消化器センター工藤教授などを共同研究者とした多施設共同試験。医療経済面を含め、より効果的・効率的なポリペクトミーの適応や至適サーベイランス法を探索する前向き試験である。なおそれに続く研究としてJPSコホート研究「Japan Polyp Study登録患者における、全腫瘍性ポリープ摘除がもたらす大腸がん罹患率抑制効果解明のための多施設共同前向きコホート研究」と冠し、クリーンコロンの大腸がん予防効果を明らかにすることを目的としている。

平成23年大腸癌研究会プロジェクト研究「2cm以下の浸潤大腸癌の臨床病理学的因子」(主任研究員:工藤進英教授)
いわゆる「小型進行癌」(2cm以下の小さな進行大腸癌)は血行性転移が多いことが予想されている癌腫である。これには陥凹型早期癌とよく似た形態をもつ病変が多く、転移を来しやすい進行癌の形態的な特徴の有無を調査する多施設共同研究であり、有数の大腸癌症例数をもつ20施設以上で構成された、世界ではじめての試みである。

JCOG0603「大腸癌肝転移切除後患者を対象としたフルオロウラシル/l-ロイコボリンとオキサリプラチン併用補助化学療法(mFOLFOX6)vs.手術単独によるランダム化Ⅱ/Ⅲ試験」(厚生労働省)(共同研究施設)
再発高危険群の大腸がんに対する術後補助化学療法に関する多施設共同研究のひとつとして平成19年(2007年2月)JCOGでプロトコール承認。当院は2008年からの参加。目的は大腸癌肝転移治癒切除後患者に対するmFOLFOX6の術後補助化学療法の有用性(Ⅲ相)および安全性・実施可能性(Ⅱ相)の検証である。参加全施設中第6位の登録数であった。しかし、その後院内で新規登録はなく、全体からみても登録症例数が伸びていないことを含め研究の在り方自体にも今後再検討が迫られている。しかしJCOG0603は実施臨床上インパクトの高い研究であり、今後も全国的にみて当消化器センターの役割は大きい。

その他当消化器センターでは全国的にも、また研究内容によって世界的にも注目されている研究が進んでいる(以下項目のみ、その他は昭和大学横浜市北部病院消化器センターホームページ参照)。
Endocytoscopy、大腸腫瘍NBI拡大観察、電気誘導型カプセル内視鏡の臨床試験、シングルバルーン内視鏡、単孔式腹腔鏡下手術、進行直腸癌に対する術前放射線化学療法、鏡視下大腸切除術—Reduced Port Surgeryなど

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