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講座・部門紹介

薬品製造化学教室は1968年4月に開設され、初代荒川基一教授の元で主に単環性の複素環化合物の研究を行っていました。第二代宮坂貞教授は多環性複素環化合物の合成および生物活性の探索へと研究を展開させ、肺がんや大腸がんの治療薬であるイリノテカンの開発に成功しました。本研究室は核酸化学の分野でも研究を積極的に展開しており、第三代田中博道教授は新規ヌクレオシド誘導体の合成や新しい合成法の開発研究で多くの成果を上げられました。
2013年4月、福原が教授に着任後は、これまでの研究テーマに加えて、新たに酸化ストレスが関連する疾病を対象とした創薬研究を立ち上げました。近年、動脈硬化やアルツハイマー病、がんなど、多くの生活習慣病の発症と進行に酸化ストレスが関与していることが明らかとなってきました。そこで酸化ストレスを抑制し、生体の酸化還元(RedOx)バランスを制御することができれば、これらの病気の予防と治療が可能になると考え、以下の研究テーマに取り組んでいます。

天然抗酸化物質をファーマコフォアとした創薬

90%の病気及び老化の原因が、活性酸素による酸化ストレスが関与していることが知られています。この作用を抑制する化合物として抗酸化物質が挙げられます。これらはサプリメントとして使用されていますが、医薬品としていまだ実用化されていません。そこで天然抗酸化物質を化学修飾することで、抗酸化作用の増及び新規生理活性の発現を目指し、創薬に取り組んでいます。また、酸化ストレスの発症機構を詳細に検討して新たな創薬標的を見出し、そこに選択的に作用する治療薬や診断薬の開発も行っています。
 *アミロイドβを創薬標的としたアルツハイマー病治療薬の開発
 *LOX-1を創薬標的とした動脈硬化治療薬の開発
 *RedOx制御を利用した抗がん剤の開発
 *フェノール性抗酸化物質の生体影響の解明
 *アルツハイマー病におけるPET診断薬の開発

新規生理活性人工核酸の開発

新規生理活性人工核酸の開発
 天然に存在するヌクレオシド(核酸)は、DNA及びRNAの構成成分として知られています。これらの構造を化学修飾したものが、エイズや肝炎などの治療薬(抗ウイルス薬)として臨床で使用されています。しかし、これらの医薬品は細胞毒性や耐性株の問題点があります。そこで既存の構造をもとに強力かつ低毒性な人工ヌクレオシドを開発するために、構造設計し合成に取り組んでいます。
 *低細胞毒性B型肝炎治療薬の開発
 *SAHase阻害に基づく抗マラリア薬の開発

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