- 昭和医科大学江東豊洲病院
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- 持続皮下インスリン注入療法について(糖尿病・代謝・内分泌内科)
持続皮下インスリン注入療法について(糖尿病・代謝・内分泌内科)
持続皮下インスリン注入療法について(糖尿病・代謝・内分泌内科)
糖尿病治療は、食事療法、運動療法を中心に個々のインスリン分泌能やインスリン抵抗性(効きやすさ)の違いにより様々な治療法があります。インスリン治療は、不足したインスリンを体外から補うことで、生理的なインスリン分泌パターンに近づける治療です。今回は、インスリン治療の中でも、特に持続皮下インスリン注入療法(CSII: Continuous Subcutaneous Insulin Infusion)についてご紹介します。
CSIIは、皮下に留置したカニューレという細い管を通してインスリンポンプにより持続的にインスリンを注入し血糖管理を行う治療法です。ボタン操作により食事に合わせて追加インスリンを注入することもできます。1型糖尿病や妊娠糖尿病、2型糖尿病でもインスリン分泌が低下している方が適応となります。カニューレは1日中皮膚に装着しポンプ本体を帯同する必要があるため、帯同に抵抗感がなく、機器の操作ができる方が対象となります。
近年、連続的に皮下組織の間質液中の糖濃度を測定する持続糖濃度測定(CGM)が可能となりました。CGMにより、夜間や仕事中、勉強中など血糖自己測定ができない時の血糖変動が確認できます。このCGMを搭載したインスリンポンプ(SAP)療法では、高血糖や低血糖を知らせる機能も付いているため、血糖変動に合わせたリアルタイムの対応や低血糖予防などきめ細かい血糖管理が可能となります。
インスリン治療や血糖測定機器は様々なデバイスが使用可能となり機能も年々進化しています。それぞれの治療法のメリット、デメリットをよく知った上で個々のライフスタイルや希望に合ったインスリン治療が実現できればと思います。外来でも是非ご相談ください。
CSIIは、皮下に留置したカニューレという細い管を通してインスリンポンプにより持続的にインスリンを注入し血糖管理を行う治療法です。ボタン操作により食事に合わせて追加インスリンを注入することもできます。1型糖尿病や妊娠糖尿病、2型糖尿病でもインスリン分泌が低下している方が適応となります。カニューレは1日中皮膚に装着しポンプ本体を帯同する必要があるため、帯同に抵抗感がなく、機器の操作ができる方が対象となります。
近年、連続的に皮下組織の間質液中の糖濃度を測定する持続糖濃度測定(CGM)が可能となりました。CGMにより、夜間や仕事中、勉強中など血糖自己測定ができない時の血糖変動が確認できます。このCGMを搭載したインスリンポンプ(SAP)療法では、高血糖や低血糖を知らせる機能も付いているため、血糖変動に合わせたリアルタイムの対応や低血糖予防などきめ細かい血糖管理が可能となります。
インスリン治療や血糖測定機器は様々なデバイスが使用可能となり機能も年々進化しています。それぞれの治療法のメリット、デメリットをよく知った上で個々のライフスタイルや希望に合ったインスリン治療が実現できればと思います。外来でも是非ご相談ください。

(2024年9月掲載)