食物アレルギーについて


 我が国におけるIgE依存性の食物アレルギー有症率は、乳児が7.6~10%、2歳児が6.7%、3歳児が約5%、保育所児が4.0%、学童以降が6.3%です [1]。つまり、食物アレルギーを患いながら保育所・幼稚園・学校に通う児は珍しくはありません。最近の即時型食物アレルギー全国モニタリング調査では、原因食物の上位3品目が鶏卵・牛乳・小麦から鶏卵・木の実類・牛乳に変化したことが報告されました。特に、木の実類の中でもクルミは3位の牛乳を上回っています(図1) [2]。新規発症例は66.0%と報告され、初めて食べたものでも症状が出る事例や誤食例が多いことにも注意が必要です [2]。当院では経口食物負荷試験を行っており、食物アレルギーとして除去を要するのかどうかも含め、お気軽にご相談ください。
 
[1]         厚生労働科学研究班による食物アレルギーの診療の手引き2023. 2024. https://www.gakkohoken.jp/book/ebook/ebook_R010080/R010080.pdf
[2]         杉崎千鶴子, 高橋亨平, 佐藤さくら, 柳田紀之, 海老澤元宏. 消費者庁「食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業」 令和5(2023)年即時型食物アレルギー全国モニタリング調査結果報告. アレルギー. 2025;74:167-72.
 

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(2026年8月掲載)