食道がんセンター

センター紹介


DSC05207(五藤)_加工済センター長
五藤 哲
2024年7月より食道がんセンター長を拝命致しました五藤哲です。
昭和大学病院の食道癌治療は、1996年から始まった胸腔鏡・腹腔鏡併用食道癌根治術導入が、実質的なスタートと言えます。全国的にもその導入は早く、多くの施設が開胸開腹手術で癌の根治を最優先に考えている時代でありましたが、昭和大学の食道癌治療の先駆者である村上雅彦特任教授は、当初から根治性はもちろん、低侵襲で合併症の少ない治療を目指してきました。その後徐々に胸腔鏡手術は全国にも広まり、今や標準術式と言っても過言ではない程になりました。しかし、食道癌手術の高難易度は以前変わらず、手術による合併症率や患者さんへの負担、癌再発率も減少していない施設が多いのが現状です。昭和大学病院では、この4半世紀の間、当初から行なっている胸腔鏡・腹腔鏡手術を徐々に進化させて、根治性の向上、合併症の軽減に努めてきました。同時に、術前術後のリハビリ、病状管理を徹底し、手術適応の幅を広げてきました。この十数年では、術後体力低下のさらなる早期回復や、他施設で手術困難なハイリスク症例の手術数増加などが実現しております。お陰様で、多くの御施設からのご紹介、様々な地域からの来院が増え、2016年より年間100例以上の手術症例を維持し、ハイボリュームセンターとして認知される施設となりました。
しかし、食道癌はやはり悪性度の高い癌であるため、手術ができない、根治が難しい症例も多いのが現状です。当院では、2020年12月より、全国でも他に類を見ない「食道がんセンター」が開設されました。手術に限らず、放射線療法や多様性のある化学療法も交えて、総合的に治療し、どんな状況でも可能な限り治癒することを検討するセンターです。患者さんにとって質の高い・合併症の少ない医療を目標に、食道癌に特化した治療を、食道外科医、腫瘍内科医、放射線治療科医、消化器内科医、頭頸部外科医、リハビリテーション科医、歯科医などが食道癌ボードで話し合い、各種有資格看護師や、理学療法士、栄養士、地域連携事務など医療スタッフも含めた専門性の高いチーム医療を行なっています。

食道がんセンターには現在、食道外科専門医4名、内視鏡外科技術認定医(食道悪性腫瘍)5名、ロボット支援手術プロクター2名が在籍しております。手術に関しましても、引き続き根治性と低侵襲性を目標に胸腔鏡・腹腔鏡手術をさらに進化させていき、これから更に増加するロボット支援手術の標準化を目標に積極的に取り入れて参ります。各種専門医認定医をさらに輩出し、当センターの手術、人材を広めて、より多くの患者さんに質の高い・合併症の少ない医療を提供することに邁進して参ります。
食道がんに関する事であれば何でもご相談下さい。
食道外科医を希望される外科医の修練、消化器外科専門医取得のための食度癌手術修練などに関しましても積極的に受け入れておりますので、興味のある先生はご連絡ください。

医療従事者の方へ

診療実績

外来患者数

年度別 食道外科初診患者数

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2022年度初診
8 8 20
9
18
14
11
17
21
17
16 13
2023年度初診
141712141418121421171016
年間合計 172名(2022年度)
179名(2023年度)

入院患者数

年度別 食道外科入院患者数(のべ人数)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2022年度入院 48
51
62
57
65
52
58
64 68
56
59
57
2023年度入院565358494851434951595539
年間合計 697名(2022年度)
611名(2023年度)

手術実績

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年2023年
胸腔鏡下食道亜全摘術 131 137
113 116 109 106
100
(ロボット補助下) 2
10
8
10
12
12
32
縦隔鏡下食道亜全摘術 0
1
0
2
2
2
2
開腹・腹腔鏡下下部食道切除 0
4
1
1
0
0
1
開胸食道亜全摘術 0 0 0 0 0 0
0
その他 4
2
5
7
5
34
41

入院疾患別実績

食道外科 疾患別入院患者数(のべ人数)2023年度

  • 食道癌・食道胃接合部癌              540
  • 胃管癌              7
  • 食道粘膜下腫瘍                     1
  • 食道アカラシア                     3
  • 食道裂孔ヘルニア・食道炎             1
  • 食道穿孔(特発性食道破裂など)  2
  • 食道憩室                        2
  • その他                        61

*手術治療以外の薬物療法、放射線治療などについても、腫瘍内科、放射線治療科と連携しながら行なっています。

外来担当医表

食道がんセンター

スタッフ紹介

役職医師名資格
特任教授
村上雅彦
日本外科学会 専門医・指導医・特別会員
日本消化器外科学会 終身指導医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(食道悪性部門)・評議員
日本食道学会 食道科認定医・特別会員
JCOG胸腔鏡下食道手術技術認定医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・評議員・関東地方会評議員
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本大腸肛門病学会 専門医・指導医
日本腹部救急医学会 暫定教育医・特別会員
日本臨床外科学会評議員・雑誌編集委員
日本外科代謝栄養学会 評議員
日本外科系連合学会 評議員・フェロー
臨床研修指導医
教授
大塚耕司
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(食道悪性部門)・評議員
日本食道学会 食道科認定医・食道外科専門医・評議員
JCOG胸腔鏡下食道手術技術認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(術者資格) ・プロクター
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本腹部救急医学会 暫定指導医・評議員
日本臨床外科学会 評議員
日本外科系連合学会 評議員
SAGES(アメリカ内視鏡外科学会)International Member
EAES(ヨーロッパ内視鏡外科学会)International Member
ISDE(国際食道疾患会議)member
臨床研修指導医
准教授
五藤哲
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(食道悪性部門)・評議員
日本食道学会 食道科認定医・食道外科専門医・評議員
JCOG胸腔鏡下食道手術技術認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(術者資格) 
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本外科系連合学会 評議員
臨床研修指導医
講師
有吉朋丈
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(食道悪性部門)
日本食道学会 食道科認定医
JCOG胸腔鏡下食道手術技術認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(術者資格)
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医
日本臨床外科学会 評議員
臨床研修指導医
講師
山下剛史
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(食道悪性部門)
日本食道学会 食道科認定医・食道外科専門医
JCOG胸腔鏡下食道手術技術認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(術者資格) 
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医
日本臨床外科学会 評議員
日本外科系連合学会 評議員
臨床研修指導医
助教
茂木健太郎
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療認定医
日本食道学会 食道科認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(助手資格) 
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本腹部救急医学会 腹部救急認定医
臨床研修指導医
助教
広本昌裕
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療認定医
日本食道学会 食道科認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(助手資格) 
日本消化器内視鏡学会 専門医
臨床研修指導医
助教
斎藤祥
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医・指導医
消化器がん外科治療認定医
日本食道学会 食道科認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(助手資格) 
日本消化器内視鏡学会 専門医
臨床研修指導医
助教
岸本裕
日本外科学会 専門医
日本消化器外科学会 専門医
消化器がん外科治療認定医
日本食道学会 食道科認定医
内視鏡手術支援ロボット手術(助手資格)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本消化器病学会 専門医
日本消化管学会 胃腸科専門医
嚥下機能評価研修会修了