中央手術室

特色

DSC04169(消外・青木)_加工済中央手術室
手術室長
青木 武士
中央手術室は、中央棟6階に12室の手術室、中央棟5階に2室の小手術室を完備しております。主に6階は全身麻酔、5階は局所麻酔下手術等の小手術に利用されています。緊急産科分娩・緊急手術対応を常時1室確保しつつ、稼働率を維持しています。中には、胸腔鏡・腹腔鏡による内視鏡外科手術や、泌尿器科・婦人科・食道がんセンター・消化器外科・呼吸器外科においては積極的にロボット手術も導入されています。特定機能病院・癌拠点病院獲得への位置付けとして、これら高度先進・先端手術の導入とともに、悪性疾患に特化した手術の増加を目指しています。
手術待機患者さんを減少させるべく、Fast pass制度を導入し、土曜日にも定期手術枠を設け、患者サービスの向上並びに、手術数増加に向けた手術室管理改革を進めています。さらに本年7月よりは、手術申し込みに関してはオンライン化(科内調整システム)を導入し、全診療科の手術予定患者数を見える化することにより、病院全体としての手術枠の調整が可能となり待ち時間の短縮化を行っていく予定です。
また、設備面では、大学病院という特殊性を踏まえた先端医療を提供すべく、最新の内視鏡外科専用手術室、手術用ロボット(ダヴィンチ)、心臓血管外科・脳神経外科・整形外科分野等の血管内治療・放射線透視下治療に対応すべく高性能な透視装置と手術寝台を組み合わせたハイブリット型手術室を1室導入し、高難度手術に取り組んでいます。さらに、安全で質の高い手術を提供すべく、3D・4K内視鏡外科手術ユニット、生体イメージング(IVI)としてICG近赤外線蛍光内視鏡システム・共焦点レーザー内視鏡、手術画像シミュレーションシステム、GPS搭載超音波によるvolume Navigationシステムを完備し、手術に応用しています。
 手術総数全身麻酔腹腔鏡・胸腔鏡手術ロボット手術
2021年度6,9095,9971,706194
2022年度6,6365,7941,595
251
2023年度上半期3,3443,007729219
*悪性疾患・高難度手術の増加に伴い、長時間手術件数が増加し、全身麻酔手術件数が減少しているのが特徴です。