褥瘡ケアセンター

センター紹介

褥瘡ケアセンターでは、入院中の患者さんを対象に褥瘡発生予防対策と、褥瘡保有患者の治癒促進に向けた活動を行っております。褥瘡発生リスクのある患者さんに対し、効果的な予防ができるよう専門的な視点からスタッフに助言を実施。褥瘡を有する患者さんに対しては、褥瘡ケアチームによる週1回の回診で褥瘡状態を評価し、治癒に向けた適切な処置・ケアができるよう、随時介入を行っております。褥瘡を保有した状態で転院・退院する患者さんに対しても、処置・ケアに対する助言を行っております。
DSC05207(五藤)_加工済センター長
五藤 哲

診療体制

褥瘡ケアセンターは、平成14年中央部門の一つとして設立されました。診療の主体である褥瘡ケアチームは、専任医師(皮膚科医師)、専従(皮膚・排泄ケア認定看護師)・専任看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師により構成されています。褥瘡を保有する患者さんに対しては、週1回の褥瘡回診にて褥瘡の状態を評価。各専門分野の視点から、適切な処置・ケアに関する提案・指導を行っています。また、回診日以外でも皮膚・排泄ケア認定看護師が、褥瘡予防・脆弱な皮膚に対するスキンケアについて対応。必要に応じて、専任医師、薬剤師、栄養士と連携を取り、常時適切な処置・ケアが提供できるような体制をとっております。
〈回診実績〉
褥瘡回診延べ患者数
2020年1,062人
2021年1,352人
2022年1,214人
2023年(4月~9月)
577人

診療方針

患者さんの褥瘡予防、褥瘡発生・保有時の治癒促進に向け専門的な知識・技術を駆使し、主治医・他のメディカルスタッフと連携をとりながらチーム医療を実践していきます。また、褥瘡予防・褥瘡の治癒促進に向けた院内研修を開催し、スタッフの知識・技術の向上に努め、質の高い医療を提供できるよう貢献していきます。    
褥瘡を保有し転院・退院される患者さん・ご家族に対しても、MSW、ケアマネージャー、訪問診療と、適切な処置・ケアが提供できるよう連携していきます。褥瘡のみならず様々な皮膚のトラブルについても対応し、患者さん・ご家族が安心・安全に入院生活を送ることができるよう介入していきます。

褥瘡回診の体制

本院・東病院あわせて、5名の皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍し、うち2名が特定行為研修終了看護師です。
毎週火曜日に褥瘡回診のラウンドをおこなっています。皮膚科医師・皮膚・排泄ケア認定看護師・特定行為研修終了看護師・薬剤師・管理栄養士が連携をとり、患者さんに最適な褥瘡処置・褥瘡ケア(予防ケア・再発ケアを含め)を実施・提案・指導しています。