SCU

センター紹介

★abm00042817 水谷 - コピー責任者
水谷 徹
SCU(Stroke Care Unit)は脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)急性期の患者さんを、専門医療スタッフがチームを組んで集中的に診療を行う病床のことです。
SCUでは脳卒中の専門知識を持つ経験豊富な脳卒中専門医師、看護師、リハビリテーション療法士らの専門チームにより、脳卒中を発症早期から24時間体制で集中的に治療しています。
脳卒中は迅速、的確な診断に基づいて治療方法を判断し、可及的早期の治療を開始することが求められます。
脳梗塞は血管の閉塞によって生じるため、閉塞部位の血栓を溶かすt-PA静注療法、血管にカテーテルを通して血栓除去を行う血栓回収術等の血管内治療を施行しています。脳出血は出血量や出血部位に応じて血腫除去手術が必要となります。クモ膜下出血は脳動脈瘤の破裂によって生じ、脳卒中の中でもっとも致命率が高く、脳動脈瘤の再破裂を防ぐために、コイル塞栓術や開頭クリッピング術が必要となります。

脳卒中の治療は時間との闘いでもあります。このため、救急隊からのスムーズな受け入れを実現すべく、脳卒中ホットラインを設置しています。脳卒中超急性期治療の提供、地域における救急医療への一層の貢献を目指してまいります。
東京では発症24時間以内の脳卒中は、脳卒中Aとして救急隊が対応し、治療可能な施設へ搬送するシステム(※東京都脳卒中救急搬送体制)になっています。救急隊はよくトレーニングされています。昭和大学病院は24時間、365日脳卒中Aを受け入れる体制になっていますので、まずは、脳卒中を疑ったら救急隊に連絡して判断していただくことがよいと思います。


※東京都脳卒中救急搬送体制の概要
脳卒中発症後の救命や後遺症の軽減を図るため及び速やかに適切な急性期医療機関に救急搬送するために構築されたものであり、119番通報後救急隊が重症度を判断し、発症24時間以内の場合は「脳卒中A」、24時間を過ぎた場合は「脳卒中B」の現在治療可能な施設へ搬送するシステム。


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