臨床検査室

臨床検査室は、病気の診断に必要な検査を行う部署で、国家資格を持った「臨床検査技師」がその業務を担っています。医師の指示で、患者さんから採取した血液などの検査(検体検査)と、心電図や超音波など患者さん自身の体の検査(生体検査)を実施しています。
私たちが正しい検査結果を提供することで、医師は正しい診断をすることができます。
なるべく患者さんに負担をかけずに検査を実施することが望ましいですが、検査によっては痛みを伴う場合もあります。検査について心配や不安なことがありましたら、ご遠慮なくお申し出ください。
私たちは、常に患者さんの立場に立った良質で迅速な検査を提供するよう心がけています。

臨床検査室 技師長 家泉桂一

各検査室紹介

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採血室

受付時間

平日 7:30~ 17:00
土曜 7:30~ 17:00
※ 採血開始は8:00からとなります。

場所

中央棟3階または4階
※おかかりの診療科のお近くの階をご利用ください。

受付から採血まで

採血受付①受付機に診察券を入れ、採血受付を行います。
②受付番号が発行されますので、お持ちください。
※「受付で確認事項があります」と印字されている場合は、受付にお声掛けください。
呼び込み画面③印字された受付番号順に、呼び込み画面にて採血室へご案内します。
中待合④受付番号が呼び込み画面に表示されましたら、採血室へお入りいただき、中待合にてお待ちください。
ブース⑤採血ブース上部モニタに受付番号が表示されましたら、該当のブースへご着席ください。
本人確認⑥採血を行う前に、本人確認(氏名・生年月日)および注意事項の確認をさせていただいております。
※その他、気になる点がございましたら、採血担当者へお申し出ください。
静脈可視化装置⑦採血が困難な方の場合は、「静脈可視化装置」をご用意し、安全に採血を行います。

採血の不安解消コーナー

不安な患者1 5本も採血するの!?
どうしよう、不安だ…
スタッフ1 採血容器は1本あたり2~5mL程度です。
5本分の採血量は平均20mLくらいですよ。

大さじ1杯が15mLですから、それとあまり変わりなく、そこまで多量ではありません。
心配はいりませんよ。
不安な患者2 なんか、私の血、黒くないですか?
不安だ…
スタッフ2 採血室では静脈採血を行っています。
酸素を多く含まない静脈血は、暗赤色になります。
黒く見えるのは、そのためです。
心配はいりませんよ。
不安な患者3 採血は、痛いんじゃろ?
わしゃ、痛いのはいやじゃ…
不安じゃのう…
スタッフ3 採血は、皮膚を切るときに一定の痛みがあります。
でも、針が入ってしまえば、点滴と同じであまり痛くありませんよ。
痛みを感じにくい細い針も用意しているので、ご希望があればおっしゃってください。

安心・安全な採血を受けていただけるよう心がけています。
生理機能検査室
生理機能検査室は中央棟2階にあり、循環器領域、呼吸器領域、耳鼻咽喉科領域、脳神経領域の検査を行っています。
生理検査とは、生体からの情報(電気的信号など)を用いて身体の状態を把握する検査です。
標準12誘導心電図検査を除き、予約制で行っております。

開室時間

8:00~17:00(月~土)
※検査項目によって受付締め切り時刻は異なります。

検査受付

中央棟2階 生理機能検査室受付 (脳波検査* 睡眠ポリグラフィ(PSG)検査**を除く)
*脳波検査:中央棟 地下1階受付
**睡眠ポリグラフィ(PSG)検査:昭和大学病院附属東病院1階入院センター

検査のご案内

生理機能検査室1
1.循環器領域検査
1)標準12誘導心電図
心臓の動きを体表面から記録します。不整脈や狭心症、心筋梗塞などの病変を調べます。
(所要時間:5~10分程度)

2)ホルター心電図・携帯型発作時心電図(イベントレコーダー)
長時間連続して心電図を記録し、日常生活における心電図変化をみる検査です。
機器を装着して帰宅していただき、ホルター心電図では翌日、携帯型発作時心電図では指定された日にちに、機器の取り外しのため、再度来院していただきます。
(機器装着および説明:15分程度)

3)負荷心電図
階段昇降の運動をして、心電図を記録する検査です。
(所要時間:検査内容により20~30分程度)

4)運動負荷試験
循環器医師立ち合いのもと、動くベルトの上を歩いたり、自転車をこいだりなどの運動を行いながら、心電図や血圧の変化をみる検査です。
(所要時間:30~40分程度)

生理機能検査室2
5)ABI・体液量
ABI:両手両足の血圧を同時に測定し、血管の硬さや血液の流れの状態をみる検査です。
(所要時間:15分程度)
体液量:身体を構成する水分量、筋肉量、脂肪量を測定します。
(所要時間:10分程度)
生理機能検査室3
6)その他循環器検査
  • 血流依存性血管拡張反応(FMD)
    血圧計を前腕部に装着し、動脈血流を圧迫したのち、超音波で血管の状態を観察します。
    ※検査当日は飲食について制限があります。
    (所要時間:30分程度)

  • 皮膚灌流圧(SPP)
    皮膚の微小循環の状態を測定する検査です。浮腫や動脈の石灰化などを調べます。
    (所要時間:60分程度)

生理機能検査室4
2.呼吸器領域検査
1)呼吸機能検査
肺の容積やガス交換の働きを調べる検査です。COPD(慢性閉塞性肺疾患)や気管支喘息の診断に用います。
(所要時間:検査内容により15分~45分程度)
《実施している呼吸機能検査》
  • 肺活量(VC)
  • 努力性肺活量(FVC)
  • 機能的残気量(FRC)
  • 肺拡散能力(DLco)
  • クロージングボリューム(CV)
  • 呼吸抵抗(Rrs)
  • 気道抵抗(Raw)
3.睡眠時無呼吸検査
1)簡易型睡眠時無呼吸検査 
自宅に機器を持ち帰っていただきます。
就寝時にご自身で機器を装着していただき、無呼吸の有無を記録します。
翌日、機器返却のため再度来院していただきます。
(機器装着説明:5~15分程度)

2)睡眠ポリグラフィ(PSG)検査
就寝前に臨床検査技師が機器を装着し、翌朝まで呼吸の状態と同時に脳波や目の動きなど全身の状態を記録、無呼吸の原因や重症度を調べます。
1泊入院していただきます。
検査場所:昭和大学病院附属東病院
4.耳鼻咽喉科領域検査
1)聴覚検査 
聴力レベルや難聴の有無、鼓膜の状態や内耳の機能を調べます。
(所要時間:検査内容により5~30分程度)

2)特殊聴覚検査
ことばの判別の検査や難聴の分類を行う検査を行います。
(所要時間:検査内容により30~60分程度)

3)その他耳鼻科検査
耳管機能検査:耳管の働きを調べます。
鼻腔通気度検査:鼻の空気の通りを調べます。
嗅覚検査:嗅力のレベルやにおいの判別を調べます。
(所要時間:5~15分程度)
5.脳神経領域検査
1)脳波検査
大脳皮質表面の電気的信号を頭皮上の電極で検知し、記録を行います。
てんかんや頭部外傷、意識障害などのとき行われる検査です。
小さなお子様は医師の指示により薬物を使用し、眠った状態で検査を行います。
(所要時間:60分程度)

2)神経伝導検査
電気刺激が神経を伝わる速度を測定する検査で、末梢神経障害の程度を調べます。
(所要時間:検査内容により30分~60分程度)

3)脳誘発電位検査
  • 聴性脳幹反応(ABR)
    耳で聴いた音が脳に伝わるときに得られる波形を用いて、難聴の程度を調べたり、 脳死判定を行ったりします。小さなお子様は医師の指示により薬物を使用し、眠った状態で検査を行います。
  • 視覚誘発電位(VEP)
    眼球から後頭葉大脳皮質までの視神経の走行異常を検出する検査です。
  • 体性感覚誘発電位(SEP)
    感覚神経を電気的に刺激することで大脳から誘発される電位を記録する検査です。
    (所要時間:60分程度)
超音波検査室
超音波センターでは主に心臓、腹部、乳腺、甲状腺・頸部、体表、血管(頸動脈・下肢血管)領域など幅広い領域の超音波検査を臨床検査技師が行っています。(乳腺超音波はブレストセンター内にて検査をしています。)

心臓超音波検査

心臓の大きさ、収縮能・拡張能や弁膜症などの評価を行います。
超音波検査室1
超音波検査室2

腹部超音波検査

肝臓・胆嚢・腎臓・脾臓・膵臓・前立腺・子宮・腹部大動脈を観察し、脂肪肝、胆のう結石など様々な疾患の評価を行います。
超音波検査室3
超音波検査室4

頸動脈超音波検査

血管壁の肥厚やプラークの有無など、動脈硬化の評価を行います。
超音波検査室5
超音波検査室6

甲状腺・頸部超音波検査

甲状腺の腫大や腫瘤の有無、頸部リンパ節などの評価を行います。
超音波検査室7
超音波検査室8
検体検査室(外部委託)

生化学的検査

血液中の酵素、蛋白質、糖質、脂質などの生化学成分について検査しています。
主な検査項目
AST、ALT、γ-GTP肝機能検査
尿素窒素、尿酸、クレアチニン腎機能検査
血糖・尿糖糖尿病関連の検査
中性脂肪、総コレステロール
LDLコレステロール、HDLコレステロール
脂質検査

免疫学的検査

肝炎ウイルス検査や甲状腺ホルモンなどの内分泌項目を検査しています。
主な検査項目
HBs抗原、HCV抗体肝炎ウイルス検査
TSH、FT3、FT4内分泌検査

血液学的検査

血液中の赤血球・白血球・血小板の数や細胞の種類についての検査(血算)と、血栓や出血傾向についての検査(凝固検査)をしています。
血算
個々の血球の数や大きさ、血球に含まれているヘモグロビン量を測定し異常がないか、また顕微鏡で観察し形態的変化がないかを確認します。
貧血や血液疾患の診断に必要な検査です。
凝固検査
血液が固まることを凝固、それを溶かすことを線溶といい、それらの値を測定します。
凝固・線溶の値は正常ではバランスがとれていますが、出血症状や血栓があるとそのバランスが崩れるので変化がないかを確認します。
また血液が固まりにくくなる薬を飲んでいる場合にはこの検査の値でコントロールすることもあります。

一般検査

血液以外の尿や体腔液(胸水・腹水・髄液など)の検査を行います。
尿検査
尿中に蛋白質・糖・血液が混ざっていないか試験紙で検査します。
また顕微鏡で観察し、細菌の有無や細胞の形態・数に異常がないかを確認します。
尿路感染症や腎臓・膀胱の疾患を診断するのに必要な検査です。
体腔液検査
比重・pH・細胞数に異常がないかを確認します。
髄液検査は髄膜炎や脳炎の診断に必要な検査です。

細菌検査

通常無菌状態である血液を培養し、菌の有無や種類について検査します。
感染症の原因菌を調べ、治療に効果的な薬剤を選択するための検査です。
検査室感染管理
検査室感染管理ではチーム医療の一環として、大学病院・東病院それぞれの感染管理部門へ感染制御認定臨床微生物検査技師(Infection control microbiological technologist:ICMT)などの専門資格をもつ臨床検査技師を中心に参画しています。感染管理部門には感染対策チーム(Infection Control Team : ICT)と抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team : AST)の二つのチームがあります。
どちらも医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の多職種で構成されており、各々の専門知識を活かし、活動しています。主に抗菌薬が効かない薬剤耐性菌や他の人に感染する疾患(インフルエンザや結核など)が検出された際に、周囲に広がらないよう対策をとったり、薬剤耐性菌が増えないよう、院内の抗菌薬の使い方のアドバイスを行っています。また、職員や患者さんを対象とした手洗いキャンペーンを実施し、病院全体で接触感染対策に努めています。
検査室感染管理1多職種(抗菌薬適正使用支援チーム)によるラウンド:抗菌薬使用のアドバイスを行っています。
検査室感染管理2特殊な装置を用いて、職員および患者さんの手洗いを評価しています。

微生物検査技師の役割

  1. 院内感染対策上、重要な微生物の迅速な報告
  2. 薬剤耐性菌、稀な微生物の情報共有
  3. 薬剤耐性菌、血液培養陽性者の報告(日報、週報、月報)
  4. 菌種別薬剤感受性率(アンチバイオグラム)の作成
  5. 院内感染の解析(薬剤感受性パターンによる解析や耐性遺伝子検査など)
  6. 病棟の環境培養(院内感染などが疑われる場合)
  7. 適切な検体採取法や耐性菌および感染対策について病院スタッフへの教育

上記に加え、毎日の広域抗菌薬適正使用ラウンド、週1回のASTラウンド、週1回の環境ラウンド、月1回のICT委員会に参加しています。微生物検査は、感染対策の最初の情報発信源となる重要なポジションです!日々、コミュニケーションを大切に活動しています。
病理検査室
病理診断検査とは、材料の種類や目的によって、以下のようなものがあります。
1.組織診断
生検組織診断:
針生検や内視鏡検査などで採取した材料を病理標本にして病理診断を行います。
手術で摘出された臓器・組織の診断:患者から手術等で摘出した組織や臓器を病理標本にして病理診断を行います。
  
手術中の迅速診断:
手術中に採取された病変組織から15分程で病理診断が行われ、執刀医に連絡されます。
2.細胞診断
病変部位から細胞を採取して、細胞の形態を顕微鏡で観察し、病気の有無を診断する方法です。主にがん細胞(悪性細胞)があるかどうかの診断に用いられます。
3.病理解剖
病気のために亡くなった患者さんに対して死因や治療の効果などの解明のために行う解剖(剖検)です。

1.組織診検査

1)組織標本作製から病理診断まで
病理検査室1
【染色法】ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色が最も多く用いられます。他に、特殊染色や免疫染色なども行います。
【病理診断】病理医が組織標本を顕微鏡で観察し、組織報告書を作成します。
HE染色HE染色
PAS染色PAS染色
免疫染色(CD30)免疫染色(CD30)
2)術中迅速検査
術中迅速標本作製から病理診断まで
病理検査室2

2.細胞診検査

1)細胞標本作製から病理診断まで

病理検査室3
染色
①パパニコロウ染色
細胞診検査の最も基本的な染色です。湿固定により、重層扁平上皮細胞を黄色・赤色・緑色の三色に染め分け、重積性のある細胞集塊の観察や核クロマチン構造の観察が容易であることが特徴です。
②ギムザ染色
造血器系腫瘍や非上皮性腫瘍の観察、湿固定で細胞剥離が多い検体に対して利用します。
③その他
PAS反応、アルシアン青染色、グロコット染色、免疫染色など
診断
細胞検査士が細胞を見て検査を行います。

パパニコロウ染色パパニコロウ染色
ギムザ染色ギムザ染色
グロコット染色グロコット染色

3.病理解剖

病理解剖の目的
  • 死因の究明。
  • 病気の性質や発生進展過程を理解する。
  • 新しい疾患や既知の疾患の変移を発見あるいは明確にする。
  • 臨床診断の正確さを判定する。
  • 治療法の効果を判定する。
  • 教育、研究資料として医学、医療への貢献。
  • 医療訴訟に対し事実に基づいた証拠を得ておく。

毎月2回CPC(臨床病理カンファレンス)を行っています。
*教育・研究への使用に関するお願い

  1. 病理検体と関連した医療情報を、医学教育と病理診断研究のため使用させていただく場合は、氏名・生年月日・性別など個人を特定しうる情報を削り、それに代わる符号をつけて匿名化し、保護するという条件の下で取り扱いをさせていただきます。
  2. 病理検体を用いた病理診断以外の研究や昭和大学以外の施設との共同研究のため、病理検体が学外へ出る場合は原則として、昭和大学医学部医の倫理委員会で審議してから使用させていただきます。
  3. 切除の目的となった疾患の研究のため、病理検体をゲノム遺伝子解析研究に利用させていただく際は、ヒトゲノム・遺伝子解析倫理審査委員会の審査を受けた後、別途お願いをすることがあります。
輸血検査室
輸血検査室では、患者さんに安全で適正な輸血を提供するため、専任の臨床検査技師による輸血検査を24時間体制で実施しています。
また、貯血式自己血の採取や、造血幹細胞移植のための末梢血幹細胞採取や細胞調製を、診療科と共同で実施しています。

主な業務内容

① 輸血関連業務
  • 血液製剤(赤血球液、新鮮凍結血漿、濃厚血小板など)の日本赤十字センターへの発注・在庫管理
  • 血液製剤の検査・払い出し
  • アルブミン製剤の発注・在庫管理・払い出し
② 検査実施項目
  • 血液型検査(ABO・Rh・他)、亜型精査
  • 不規則抗体検査
  • 交差適合試験
  • クームス試験(直接・間接)
  • 抗体価測定
  • 移植後抗原抗体価検査
  • HTLV-1、抗血小板抗体検査
  • HLAクラスⅠ(A,B,C)、クラスⅡ(DR,DQ)検査  
  • HLA抗体(リンパ球クロスマッチ)検査 
  • CD34陽性細胞測定
③ 自己血輸血関連業務
  • 貯血式自己血の採取
  • 貯血式自己血の製剤調製・保管管理・払い出し
④ 輸血副作用関連業務
  • 感染症追跡調査
  • 輸血前検体の保管
  • 輸血歴および副作用発生状況の管理
⑤ 高度先進医療
  • 末梢血幹細胞の採取
  • 末梢血幹細胞の細胞調製・保管管理・払い出し
⑥ その他
  • 輸血療法委員会の開催
  • JOT(日本臓器移植ネットワーク)補助作業
  • 外来採血業務
赤血球液赤血球液
新鮮凍結血漿新鮮凍結血漿
濃厚血小板濃厚血小板
血小板振盪機血小板振盪機
赤血球保冷庫赤血球保冷庫
血液製剤は、厳しく温度管理された専用保冷庫で保管しています。
適切な在庫管理を行い、病棟、外来、手術室などで、いつでも輸血できる状態にしています。
昭和大学病院附属東病院 臨床検査室
東病院臨床検査室は主に外来採血と心電図等の生理機能検査を行っています。
2018年4月より東病院では睡眠医療センターが開設され睡眠時無呼吸症候群の検査をしています。
また、院内感染を防ぐための感染対策チームの一員として、医師・看護師・医療スタッフとともに院内ラウンドを行い感染防止に取り組んでいます。

受付時間
平日・土曜 8:30~17:00
場所:2階

【採血】
採血室では、外来患者さんの血液検査や尿検査の受付を行い、検査のための採血を行っています。
来院したら再来機で受付をしてから採血室へお越しください。
採血から結果報告まで
  受付→採血・採尿→大学病院へ搬送→検査センターへ搬送→結果報告(1時間30分~2時間かかります。)
  時間に余裕をもって御来院ください。
採血の受付について
1.受付票または、患者基本スケジュールを提出してください。(採血室入口を入って左横の青いトレーに入れてください)
2.受付後にお名前でお呼びします。
3.採血時刻を検体搬送に合わせて調整することがあります。(血中アンモニア濃度など)
4.心電図の受付も一緒に行います。
採血を受ける方へ
・診察時に当日の採血結果が必要な場合は、早めにお越しください。
・アルコール過敏症の方は申し出て下さい。消毒法を変更いたします。
・臥位(ベッド)での採血を希望される方はお申し出ください。
・まれに止血後に血液が漏れ出てくることがあります。採血室を出てからも20~30分は、採血した腕で荷物など重いものを持たないでください。
・まれに採血部位が青くなったり、痛みが生じる場合があります。皮下の青みは次第に黄色くなり、数日で消えていきます。症状が改善しない場合には担当医に御相談ください。
【生理機能検査】
心臓は収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送るポンプの働きをしています。その際に発生する弱い電流を波形に記録したものが心電図です。不整脈、 狭心症、心筋梗塞などの診断に役立ちます。
東病院検査室では、12誘導心電図の他に入院患者さんのホルター心電図装着、ポータブル脳波検査、電流知覚閾値測定などの生理機能検査を行っています。
 
昭和大学病院附属東病院_臨床検査室1採血室
昭和大学病院附属東病院_臨床検査室2心電図室
昭和大学病院附属東病院_臨床検査室3診察室・検査室 待合

チーム医療への参加

当院の臨床検査技師は、院内の様々なチーム医療に参加しています。
ICT(Infection Control Team:感染制御チーム)AST(Antimicrobial Stewardship Team:抗菌薬適正使用支援チーム)NST(Nutrition Support Team :栄養サポートチーム)への参加を積極的に実施し、他職種と協働で取り組んでいます。