緩和ケアチーム

チーム概要

病棟においては緩和ケアチームとして、身体担当医師が精神科医師、緩和ケア認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師とともに診療し、外来においてはチームスタッフ及び総合相談センタースタッフとともに診療活動を行い、院内各診療科からの依頼に加えて、近隣の先生方のご紹介にも水曜日午前のみ医療連携室にて完全予約制ではありますが、対応させていただいております。

役割

入院中のがん患者さんを中心に、がんと診断された早期から終末期まで、がん治療に伴うものやがんそのものから生じるさまざまな疼痛をはじめとする身体的苦痛や精神的苦痛などの苦痛を緩和するためにいつでも、どこでも、切れ目のない緩和ケアを提供しています。基本的には院内入院患者およびご退院後もチームの関与が必要と判断される患者・ご家族への対応が主体となります。
緩和ケアチームとしては多職種の目で早期から正確にアセスメントし、解決することにより、がん患者およびご家族の苦痛の予防と軽減を図り、生活の質（QOL：Quality of life）を向上させることを目標に活動しています。基本的には主治医チームの依頼により多職種緩和ケアチームとして関わり、主治医の治療方針が円滑に施行されるよう、薬物療法・精神療法などによる身体症状・精神症状の管理や、主治医チームスタッフ間およびスタッフと患者・家族間の関係がスムーズになるように調整したり、緩和ケアチームおよび総合相談センターの退院調整看護師、MSWと協働し症状管理から療養体制の調整、社会資源の導入などにも対応しています。

活動実績

• 2020年度新規依頼件数　575件

• 2020年度　外来新規患者数　451名