【8月23日(土)】昭和医科大学病院小児科 ワークショップ開催報告

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 2025年8月23日、昭和医科大学病院にて、当院小児科アレルギー班は「食物アレルギーワークショップ」を開催しました。対象は、食物アレルギーをもつ子どもたち(8〜12歳)とその保護者です。「安心して学び、仲間と交流できる場をつくること」を目的に実施しました。
 この企画は「ニッポンハム食の未来財団」の研究助成を受けて行われ、子どもたちとやご家族がレジリエンス(つらいことに立ち向かい、前向きに乗り越える力)を高めることを目指しています。
 子どもたちは、オリジナルの食物アレルギーカードゲームを体験し、アレルギーについて楽しく学びながら、同じ立場の仲間と交流しました。また、「失敗して落ち込んだときどうする?」「アレルギーがあってよかったと思ったことはある?」といった問いについて話し合い、自分の思いを言葉にする時間も設けました。
 保護者の方向けには、栄養や心理的サポートに関する講義や意見交換を行い、日常生活の工夫や支え合いのヒントを共有しました。さらに、当院呼吸器内科の能條眞先生(ご自身もアレルギー患者)から体験を交えたお話をいただき、「未来を前向きに描く視点」を学ぶ貴重な機会となりました。
 アンケートでは、7割以上の子どもたちが「楽しかった」と回答し、保護者からも「同じ状況の親子と話せて励みになった」「治療がうまく進まず不安でしたが、前向きに頑張ろうと思えた」といった声が寄せられました。
 当院小児科アレルギー班は、今後も患者さんとご家族のQOL(生活の質)向上を目指して活動していきます。QOLとは「生活の質」のことで、単に病気がある・ないではなく、毎日の生活がどれだけ安心して、楽しく、自分らしく過ごせているかを表す言葉です。
 今後も皆さまが安心して生活できるように、教育的・研究的な取り組みを続けてまいります。
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