歯科衛生室

昭和大学歯科病院「歯科衛生室」は、35名の歯科衛生士が配属されており、昭和大学附属病院の中で最も多い人数です。その他5つの附属病院の「病院歯科」にも、15名の歯科衛生士が配属されており、(昭和大学病院3名、昭和大学藤が丘病院3名、藤が丘リハビリテーション病院1名、昭和大学横浜市北部病院4名、昭和大学附属烏山病院1名、昭和大学江東豊洲病院3名)昭和大学には総勢50名の歯科衛生士が所属しています。
 

業務内容

昭和大学の建学の理念である『至誠一貫』の精神を基盤に、質の高い医療人の育成、患者さんの立場に立った医療の実践、予防と術後の管理、安全かつ質の高い医療の提供など歯科病院の基本方針に則り、日々業務に当たっています。当院歯科衛生士は歯科衛生士法に掲げられている歯科衛生士3大業務以外の業務も行っています。また、当院では口腔内の健康維持・増進を目的として「お口の健康センター」と「歯科ドック」が開設されており、専任の歯科衛生士が多職種と連携して検査及び施術を実施しています。
 

1.診療室における診療補助業務・環境整備

診療前準備、患者誘導、診療の補助・介助(バキューム操作、セメント・印象材の練和、プロービング、歯石除去、口腔内写真撮影など)、器材補充、診療後の片付け、ユニット清掃など
口腔内診査の様子歯科衛生士による口腔内診査の様子

2.歯科保健指導、歯科予防処置

歯科衛生指導、機械的歯面清掃、フッ化物塗布、口腔筋機能療法(MFT)、摂食嚥下機能療法、周術期等口腔機能管理、ホワイトニング施術、訪問歯科衛生指導
口腔筋機能療法(MFT)指導の様子歯科衛生士による口腔筋機能療法(MFT)指導の様子
細菌検査実施の様子細菌検査実施の様子


3.管理業務

安全管理、災害・防災管理、情報管理、業務管理、薬品管理、施設・物品管理、コスト管理、人事管理、労務管理

4.教育・指導業務

患者・家族・歯科衛生士職員・多職種への教育および指導支援、歯学部学生への実習サポート、歯科衛生士学校学生への実習補助など

教育プログラム

高い専門性が必要とされる環境での業務の場が広がっている今、知識や技術、そして人間力をより高めていくために、歯科衛生室では独自の教育プログラムを確立し、人材育成を行っています。基本的に伝達講習となっており、実際の業務に関わるメンバーが主体的に企画・開催・指導を行い、アットホームな環境の中で各自の自主性を尊重しながら研鑽を積んでいます。
新人歯科衛生士に対する患者指導教育ではプリセプター制度を導入しており、新人歯科衛生士が安心して業務にあたれるようサポートをしています。また、歯科衛生士全員が同じように勤務経験を積み、必要な基礎知識を習得することを目的として、日々の臨床実践能力を評価するためのラダー表を活用し、客観的な指標に基づいての人材育成にも力を入れています。
ディスカッションの様子症例検討会でのディスカッションの様子
救急蘇生勉強会の様子救急蘇生勉強会の様子

認定取得者一覧

〈専門分科会〉
取得認定(資格)名人数
一般社団法人 日本老年歯科医学会 認定歯科衛生士1
一般社団法人 日本小児歯科学会 認定歯科衛生士1
一般社団法人 日本障害者歯科学会 認定歯科衛生士1
NPO日本歯周病学会 認定歯科衛生士2
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会 認定歯科衛生士(う蝕予防管理)8
一般社団法人 日本有病者歯科医療学会 認定歯科衛生士1

〈認定分科会〉
取得認定(資格)名人数
一般社団法人 日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士1
一般社団法人 日本歯科審美学会 認定士2
一般社団法人 日本歯科審美学会ホワイトニングコーディネーター8
一般社団法人 日本口腔リハビリテーション学会 認定歯科衛生士2
一般社団法人 日本スポーツ歯科学会 認定歯科衛生士5


〈他〉
取得認定(資格)名人数
公益財団法人 日本歯科衛生士会認定歯科衛生士 認定分野 在宅療養指導・口腔機能管理3
公益財団法人 日本歯科衛生士会認定歯科衛生士 認定分野 摂食嚥下リハビリテーション1
公益財団法人 日本歯科衛生士会認定歯科衛生士 認定分野 医科歯科連携・口腔機能管理1
一般社団法人 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士3
一般社団法人 ジャパンオーラルヘルス学会 ドックコーディネーター6
一般社団法人 ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定歯科衛生士2
特定非営利活動法人 日本成人矯正学会 歯並びコーディネーター1
2024年4月1日 現在


私たち歯科衛生士は、患者さんと歯科医師を繋いでいく橋渡しの役でもあります。
歯科に関するご心配事やご質問などありましたら、お気軽にご相談ください。
歯科衛生室-2023