ドライマウス専門外来
外来紹介
ドライマウスとは、唾液の分泌が減少することで、口が乾燥状態になることです。舌や口腔粘膜の乾燥のほか、口腔カンジダ症やう蝕など様々な口腔内の症状や疾患をともないます。原因の多くは、加齢による唾液腺組織の萎縮ですが、他にもシェーグレン症候群、癌の放射線治療、各種薬物の影響などがあげられています。
当外来では、問診および診察や各種検査によって口腔乾燥の原因を診断して、投薬治療を行います。
唾液腺について
唾液は唾液腺のなかにある腺房細胞でつくられて分泌される液体で、口腔内の湿潤に働いています。1日の唾液分泌量は600から1000mLです。
唾液腺は大唾液腺の耳下腺、顎下腺、舌下腺と小唾液腺があります。
大唾液腺
実際の口腔内写真
唾液の分泌量が減少すると、口腔粘膜を覆う水分が少なくなり、粘膜自体の湿り気が少なくなります。
通常はザラザラしている舌の表面がツルツルとなる平滑舌とよばれる状態になることもあります。
通常はザラザラしている舌の表面がツルツルとなる平滑舌とよばれる状態になることもあります。
しかし、口腔が乾燥した状態では、粘膜上皮の抵抗力が減少してカンジダ菌が上皮内に進入しやすくなります。
カンジダ菌が口腔の粘膜に入り、炎症を起こした状態が口腔カンジダ症です。
専門外来では、専用の機器で口腔乾燥の程度を計測しています。
ドライマウスの主な原因
唾液腺の腺房細胞の影響
自律神経の影響
- シェーグレン症候群
- 放射線治療
- 加齢変化
自律神経の影響
- 精神科・心療内科領域の疾患
- 薬物の副作用
スタッフ紹介
氏名 | 役職 | 資格 |
守谷 崇 | 助教 | 公益社団法人 日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医 |
2024年10月1日 現在
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