栄養サポートチーム

NST(Nutrition Support Team : 栄養サポートチーム)を全科で開始

NST(Nutrition Support Team: 栄養サポートチーム)が昭和大学病院および昭和大学病院附属東病院でも行われるようになりました。NSTは医師、看護師、栄養士、薬剤師、検査技師など複数の職種メンバーからなるチーム医療です。このチームはすべての医療の基礎となる栄養に対して評価し、各患者さんに最も適した栄養方法を見いだし、その方法を提言します。これを行うことにより患者さんの早期退院、早期社会復帰を助け、QOL(生活の質)を向上させることができます。すなわち、栄養状態が不良であれば、いかなる治療もその効果が期待できなくなります。アメリカでは低栄養状態になると回復が遅れ、合併症を併発し易くなるという結果がでています。
昭和大学病院附属東病院はすべての入院患者さんに対して栄養評価のスクリーニングを行い、必要な場合は更に詳細な検査評価を行っていきます。
より良い医療を目指した新世紀型チーム医療にご期待ください。栄養に関する質問は各病棟にいるNST担当者に尋ねてみてください。

NSTの主な役割

  1. 栄養アセスメントを行い、栄養管理が必要かどうかを判断する。
  2. 適切な栄養管理が行われているかどうかをチェックする。
  3. 各患者さんにもっとも適した栄養方法を指導・提言する。
  4. 栄養管理にともなう合併症を予防・早期発見・治療する。
  5. 栄養管理上の疑問に答える。
  6. 患者さんの早期退院や早期社会復帰を助け、QOLを向上させる。
  7. 新しい栄養の知識・技術の紹介や啓発を行う。