理事長・学長挨拶

理事長挨拶

昭和大学理事長小口勝司
学校法人昭和大学 理事長  小口勝司

医系総合大学として、人間味あふれる臨床実地家を育てる

創立者・上條秀介博士が「至誠一貫」の4文字に込めた思いとは、他者の価値観を認められる人間味あふれる臨床実地家を育成すること。それは4学部を擁する「医系総合大学」へと発展した今日まで脈々と受け継がれています。単に知識と技術だけを教えるのではなく、豊かな人間性をはぐくみ、確かなコミュニケーションスキルを身につける場であること。昭和大学が社会に果たす役割は、まさにそこにあるのです。
例えば、1965年に始まった富士吉田キャンパスの「初年次全寮制教育」。異なる学部の学生が寝食を共にする1年は、チーム医療の基礎となる他者を思いやる心と、将来医療人として不可欠な人間性を養う貴重な時間です。私自身、学生時代にこの寮生活を経験し、その意義を肌で感じています。
そして、重要な役割を果たすのが8つの附属病院です。地域医療機関としての役割はもちろんのこと、社会貢献できる人材を育てることが使命と考える本学にとっての大事な「教育の場」でもあります。優秀な薬剤師や看護師を臨床教員として採用するなど、その機能のさらなる充実を図っています。
また、1928年から始まる本学の歴史の中には、親子で昭和大学卒業という方が少なくありません。3世代という方もいらっしゃいます。これも創立から続けてきた教育理念が評価されているのと同時に、教育成果に対する期待が高いからこそと自負しています。
こうした期待に応えるためにも、今後も改革・改善を推し進め、すべてのスタッフが昭和大学は“日本一 ”であると誇りに思える医系総合大学を目指してまいります。

学長挨拶

昭和大学学長久光正
昭和大学 学長 久光 正


このたび昭和大学第14代学長の大任を拝命いたしました。もとより、その責任の重大さをひしひしと感じております。皆さま方のご援助、ご鞭撻をいただき任務を全うする覚悟であります。
昭和大学は昭和3年(1928年)の昭和医学専門学校の設立以来、学祖上條秀介博士が唱えられました「至誠一貫」の学是の下、「真にまごころを込めて患者様方に尽くす医療人を育成することによって社会に貢献する」ことを目指して発展してまいりました。この精神は創立90周年を迎えた今日、医学、歯学、薬学、保健医療学の各分野に等しく受け継がれ、今や「至誠一貫」の精神を共有する医系総合大学になりました。
昭和大学を庭園に見立てたとき、庭園のテーマは「至誠一貫」です。小さな庭が次第に広くなり、花や木が増えました。現在は大きく4つの植栽群になり、それぞれが重なり合って一つの庭になっています。大学は教育と研究を行う機関です。素晴らしい教育実績という花が咲き、優れた研究成果という果実が実る活気ある庭園を作るには、植栽の剪定や肥料の追加は勿論、必要に応じて、接ぎ木や場合によっては植え替えが必要かもしれません。そしてなにより大切なのは全ての植栽が自らの元気・活力で枝や葉を精一杯広げることが出来るよう手入れや手当てをすることだと思います。
本学は医療人育成の場、研究推進の場として8つの病院、8つの研究所のほか多数の附置施設を有しています。各施設の活性度をさらに高め、それぞれの連携をより密にすることは本学発展の為に重要な課題であると考えます。
令和という新しい時代を迎え、昭和大学には新たな風が吹こうとしています。多くの方々のご指導、ご鞭撻を頂戴し、明るく活力に満ちた本学の発展に尽力することをお誓いし、ご挨拶といたします。

副学長紹介

宮﨑 隆 (国際交流・共同研究施設・入学者選抜検証担当)
木内 祐二(地域連携・大学間等連携)
田中 大介(保健管理担当)
小川 良雄(産学官連携担当)