富士吉田キャンパスでの学び

なぜ、全寮制なのか

昭和大学富士吉田分校として

昭和大学が山梨県富士吉田の地で全寮制による初年次教育を開始したのは昭和40年(1965年)、当時は昭和大学富士吉田分校と呼んでいました。最初の年は医学部の男子だけでしたが、翌年には薬学部の男子が、昭和42年(1967年)には女子が加わり、1年生全員が一緒に寮生活をすることになりました。
男子寮、女子寮の2棟だった寮も、その後の歯学部、保健医療学部の設置とともに4棟に拡充され、現在は約600人が入寮しています。1部屋4人の共同生活、異なる学部の学生が同じ部屋を使用します。

全人教育

全寮制教育の目的を一言でいえば全人教育になります。建学の精神「至誠一貫」を体現する人間性豊かな医療人を養成する上で、富士吉田キャンパスでの寮生活は社会性を育むコミュニケーション学習の場として欠かすことができないものです。
このことは本学のチーム医療教育にも表れています。全寮制そのものがチーム医療教育と考えることもできますが、体系化した教育システムとして平成18年(2006年)に導入したのが学部連携教育です。

全寮制教育と学部連携教育

学部連携教育とは学部の枠を越えて学び、互いを理解し協力しあえる人材を育成する教育プログラムをいいます。これは初年次から最終学年まで行われており、初年次には初年次体験実習として9月上旬に約2週間、異なる学部の学生同士が施設実習や病院実習などグループワークをとおしてチーム医療マインドと幅広い視野を養っています。
また、PBLチュートリアルによる問題解決型学習を4学部混成グループで行っています。これは教員の指導のもと与えられた問題についてグループ内で協力しあい検討、発表を重ねながら解決へと導く学習。5年次(保健医療学部は4年次)になると学生医療チームをつくり、患者さんと直接関わりながら実践的なチーム医療を身につける臨床実習を行います。
このように、半世紀以上の歴史をもつ富士吉田キャンパスは、富士山麓の恵まれた自然の中で感性を育むとともに、全寮制教育と学部連携教育との相乗効果によって、チーム医療の基礎を身に付ける上で最高の環境として確固たる存在感を示しています。

富士吉田キャンパスでのまなび

富士吉田キャンパスでの講義・実習

1年次では、「基礎科目」「教養科目」「専門科目」の3つの科目構成となります。基礎・教養科目を中心としながら、学部固有の学習や医療人として、早期に身につけておく人間性や心構え、さらに学部連携実習など、1年次から幅広いカリキュラムを組んでいます。
全寮制教育

医療人の基礎となる多彩な講義・実習

コミュニケーション

将来、医療チームの一員として適切な姿勢で接するために、コミュニケーション手法を学びます。
コミュニケーション

医学・医療入門

現代医療の発達を健康と疾患の関係から理解し、身近な疾患について、その病因や成り立ちを学びます。
医学・医療入門

基礎サイエンス実習

生命体の基本構造と生命現象の原理を理解するために、基礎的な生物・化学・物理の実験を行います。
基礎サイエンス実習

医療人のためのヒューマニズム

人間の尊厳を理解し、患者さんの権利や死に関する倫理的問題など、医療人としてのヒューマニズムを学びます。
医療人のためのヒューマニズム

情報リテラシー

コンピュータを使って、情報の蓄積・整理・加工・伝達といった基本的な情報活用方法を身に付けます。
情報リテラシー

チーム医療の基盤

PBLチュートリアル形式の学部混合のグループ学習。お互いを知り、協力しながら、問題解決を図ります。
チーム医療の基盤

富士吉田キャンパスでまなぶ 「チーム医療」

初年次体験実習

学部合同のグループワークで現場を知る。

複雑化し多様化する今日の医療では、医師や歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士といった各分野のスペシャリストがお互いの領域を超えて力を合わせ、ひとりの患者さんに尽くす「チーム医療」が不可欠です。昭和大学ではチーム医療に貢献できる人材の育成を全学部共通の教育目的とし、学習カリキュラムに体系化し組み込んでいます。
初年次体験実習1
施設実習
高齢者施設や障がい者施設で利用者と会話をしたり基本的な介護を実習。
病院実習
病院のさまざまなセクションを体験します。事前学習から事後ディスカッションまで、グループでの学びをとおして、医療人になるための姿勢を身に付けます。
初年次体験実習2

PBLチュートリアル

それぞれが課題を発見し、チームで解決策を導く。

昭和大学では4学部が連携した独自のPBLチュートリアルを実践しています。
富士吉田キャンパスでは、他学部を交えたグループで幅広い視点から解決策を探る学習を行うことにより、チーム医療の基礎を身に着けます。

※PBL=Problem Based Learning(問題解決型学習)
教員の指導のもと、学生が数人のグループになって協力しながら、与えられた課題について、討論、発表を重ね、問題を解決していく学習。

チーム医療の基礎「PBLチュートリアル」

チーム医療の基礎「PBLチュートリアル」1
1.出題された症例データをもとにグループで討論。
チーム医療の基礎「PBLチュートリアル」2
2.役割を決め、分担して 文献等を調べ自己学習。
チーム医療の基礎「PBLチュートリアル」3
3.自己学習をもとにグループで導き出した結論をまとめ、発表。