富士吉田教育部概要

富士吉田教育部長あいさつ

昭和大学 富士吉田教育部長 倉田 知光

昭和大学 富士吉田教育部長 倉田 知光

昭和大学は、医学部医学科、歯学部歯学科、薬学部薬学科、保健医療学部看護学科・理学療法学科・作業療法学科の4学部6学科、大学院医学研究科、歯学研究科、薬学研究科、保健医療学研究科の4研究科、医学部附属看護専門学校を擁する本邦唯一の「医系総合大学」です。

90年の歴史と伝統を有する昭和大学は、建学の精神として「至誠一貫」を掲げ、「常に相手の立場にたって考え、他者に対して真心を持って尽くす」事が出来る、思いやりのある医療者、社会貢献の出来る医療人を社会に送り出すことを目的として医療人教育を行っています。医療人として必要な、他者を思いやる心の育成や価値観の異なった人同士が心を通わせながら医療を実践していくためには、豊かな社会性と高いコミュニケーションスキル、さらに他者を慮る心の醸成が重要になってきます。本学ではこういった、医療人として不可欠な態度の修得、涵養を促すために、50年以上にわたり学部の枠を取り払った学部連携初年次全寮制度を行ってきました。この教育制度では、複数の学部学科学生4名が1部屋で共同生活、共同学修を行いながら1年間を過ごし、また、学修に関しても初年次の総授業時間数の約4割が学部単独の授業ではなく、学部混成で行うアクティブラーニングを中心とした学修を行い、常に多職種の学生が共に学び、チーム医療の基盤を修得するための教育を行っています。本学の初年次全寮制教育はいつの間にか「チーム医療教育」という形で広く社会に認知され、数ある医療系大学、学部の中で唯一の大学として高く評価されるようになりました。

昭和大学における「チーム医療教育」は、初年次の富士吉田キャンパスの全寮制制度から始まり、初年次に培った「至誠一貫」の精神が2年次以降の各学部での専門教育の中でさらに医療者としての基本的態度に高められ、継続的に最終学年まで展開されていきます。全ての学部・学科学生は、本学が有する8つの附属病院で病棟臨床実習を行い、昭和大学人として「至誠一貫」の精神を体現できる医療人へと成長し、他大学では決して修得することが出来ない「チーム医療」をリードするリーダーとしての資質を身に付けることが出来ます。

本学のチーム医療教育を柱とした、生涯にわたって有用な価値ある人間力を取得することが出来る学びに、多くの方々が参加してくださることを心からお待ちしております。

初年次教育目標

  1. 将来チーム医療を担うために必要なコミュニケーションスキルを身につける。
  2. 人間性豊かな医療人となるために、広い視野と社会性を育む。
  3. 自ら問題を発見し、解決する意欲と能力の向上を図る。
  4. 専門領域の修学に必要な基礎学力を習得する。