薬剤師のための漢方セミナー

研修形式：講義
該当OBE：専門発揮能力

日時・場所

日　時：2020年11月14日（土）15:00〜18:10

場　所：昭和大学旗の台キャンパス4号館6階600号室
　　　　東京都品川区旗の台1-5-8

交　通：東急池上線、東急大井町線旗の台駅下車徒歩7分

内容

　本プログラムは2部構成で実施します。

　まず第1部では、「生薬から考える漢方薬の使い分け」をテーマに講義します。

　現在、OTC用医薬品も含めて漢方処方は200種類以上あります。これだけたくさんの処方がありながら十分に活用されているとはいえません。そこで、薬剤師の知識としてどのようなときにどのような漢方薬を薦めればよいのか、生薬の働きを考えながら見てみたいと思います。限られた時間内なので、代表的な処方の使い分けについて説明いたします。同じように見えても実は使い方が大きく異なっているものもあります。より有効に、また安全に漢方薬を利用するためにも、生薬の知識は大変役に立ちます。「生薬学」を学んだ薬剤師の強みであるこの知識を生かして、漢方薬のより積極的な利用が進めばと思います。

　次に第2部では、「漢方薬局の薬剤師が教える店頭で役立つ生活指導・養生法（春夏秋冬）」をテーマに講義します。

　私たちの体は季節や天候の影響を受けており、それぞれの季節ごとに出やすい症状と養生法があります。実は2000年以上も前の中国の医書『素問』に、すでにこうした理論がまとめられており、これは現代においても季節の養生法として十分に通用するものです。単に薬をお出しするだけでなく、こうした養生法を患者さんに一言アドバイスすることで、漢方薬の効き目は大きく変わります。この講義が先生方の日々の服薬指導に役立てば嬉しい限りです。

第1部講師：川添 和義（昭和大学薬学部臨床薬学講座天然医薬治療学部門 教授）

第2部講師：西島 啓晃（漢方平和堂薬局 薬剤師）

その他

受講料：2,000円

単位認定：昭和大学薬学部薬剤師生涯研修認定2単位、または、日本薬剤師研修センター研修認定2単位