生涯研修プログラム

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地域包括ケアシステムにおける薬物治療学~薬剤師が実践する疾病管理~シリーズ3 バセドウ病

研修形式:オンラインによる講義・参加型演習
該当OBE:専門発揮能力

日時・場所

日 時:2021年9月9日(木)19:30~21:15
        9月30日(木)19:30~21:30(注意:開催日が第5週になります

開催方法:オンラインによる講義および参加型演習(リアルタイムのみ) 

参加要件:2回ともに参加可能な方

参加方法:Zoomを用いたリアルタイムでの参加
     対面講義の緊張感に近づけるため、
ビデオカメラをONにしていただきます。
     小グループで話す時間もあります。(ブレイクアウトルーム機能を利用)

内容

地域包括ケアシステムにおける薬物治療学シリーズは、エビデンスに基づく薬物治療を学び、個々の患者に適した薬学管理、疾病管理及び服薬管理について参加型形式で学習します。

シリーズ3は「バセドウ病」をテーマに2回構成で学びます。

バセドウ病は、びまん性甲状腺腫を伴った甲状腺機能亢進症であり、甲状腺に対する自己抗体を認める自己免疫疾患です。甲状腺疾患の罹患数500~700万人のうち、治療が必要な患者は約240万人と推計されています。しかしながら、実際に治療を受けているのは約45万人にとどまっており、未治療の患者が多く存在しているのが現状です。多様な症状を呈するために、他の疾患と誤認されることも多く、知らないうちに患者さんの日常生活の質の低下などに影響を及ぼしていることも懸念されます。また薬物治療中の患者さんに対しても、薬剤師として関わる観点が多い疾患でもあります。特に、妊娠や授乳中の患者さんには、積極的に関わっていきたいものです。バセドウ病の患者さんに寄り添う支援を推進するため、標準治療を学び、薬学的管理について討議しましょう。

主な内容は以下の予定です。
1回目
・甲状腺と甲状腺ホルモン(機能・生理・病態生理)
・バセドウ病の症状、検査、治療、薬物療法
・症状が悪化する原因
・抗甲状腺薬使用中患者の注意点
・抗甲状腺薬の投与量の調節方法(減量方法、中止の目安、中止後の経過観察方法)
・抗甲状腺薬の主な副作用、副作用発現時の対処法
・妊婦・授乳婦に対する薬物治療

2回目
・上記の内容を患者さんに役立てるための症例演習

下記の流れを参加型で体験することにより、バセドウ病の患者さんの薬物治療に臨床で係る実践力を醸成します。

1回目 ガイドラインを習得するための病態生理を含めた講義。
(自己学習) ガイドラインを応用するための知識の整理:疾病管理表(マスターSOAP)の作成
2回目 作成した疾病管理表の確認(小グループで10分程度)
症例解析に必要な知識の確認
症例解析(1~2症例)
即応的に症例解析を行い、参加者全員で一つのSOAPにまとめます。
随時、該当領域に臨床で携わる医師・薬剤師からのコメント有り


講師:山元 俊憲 (昭和大学名誉教授)
   赤川 圭子 (昭和大学薬学部社会健康薬学講座社会薬学部門 講師)
   田中 佐知子(昭和大学薬学部薬学教育学講座教育実践学部門 教授)
   芦野 隆  (昭和大学薬学部基礎医療薬学講座毒物学部門 准教授)
   吉川 雅之 (昭和大学薬学部病院薬剤学講座 講師)

申込方法等

受講料:2回分で2,500円
※振込にてお支払下さい。振込口座・振込期日については、事務局よりメールにてご連絡いたします。なお、振込後欠席される場合、または欠席された場合、受講料の返金はいたしかねますのであらかじめご了承下さい。

参加募集定員:35名

単位認定:昭和大学薬学部薬剤師生涯研修認定2単位、または、日本薬剤師研修センター研修認定2単位

申込方法:下の申込フォームにアクセス、入力の上、2021年8月29日(日)までに登録して下さい(先着順)。

申込フォーム     ※申込受付を終了しました。

  • 申込みフォームの登録プログラム欄には「薬物治療学シリーズ3(2021年9月9日・30日)」を選択して下さい。
  • 参加募集定員に達し次第、申込受付を終了させていただきますので予めご了承下さい。 
  • 参加が決定しました方には、事務局よりメールにてご連絡いたします。

お問合せ先
Mail:kensyu@pharm.showa-u.ac.jp
主催:昭和大学薬学部
共催:昭和大学大学院薬学研究科/昭和大学薬学部同窓会