臨床薬学講座 臨床研究開発学部門
研究室紹介
臨床研究開発学部門は2021年9月に昭和大学薬学部臨床薬理学講座に設置されました。
活動の拠点は昭和医科大学附属烏山病院に置き、臨床薬理研究所、2025年4月に同研究所に新設された創剤学部門とともに研究活動を行っています。
医系総合大学である昭和医科大学の特色を最大限に活かし、基礎研究から臨床応用までをシームレスに繋ぐ、日本をリードするような臨床研究を実施しています。
また、研究活動を通じ、臨床研究の実施に必要な知識とスキルを身につけられるよう実践的な人材育成に取り組んでいます。
活動の拠点は昭和医科大学附属烏山病院に置き、臨床薬理研究所、2025年4月に同研究所に新設された創剤学部門とともに研究活動を行っています。
医系総合大学である昭和医科大学の特色を最大限に活かし、基礎研究から臨床応用までをシームレスに繋ぐ、日本をリードするような臨床研究を実施しています。
また、研究活動を通じ、臨床研究の実施に必要な知識とスキルを身につけられるよう実践的な人材育成に取り組んでいます。

研究活動の目標
他学部や多職種と連携した臨床研究は、昭和医科大学ならではの先進的な取り組みです。
1.小児、高齢者や嚥下困難者におけるアンメットメディカルニーズの解決を目指します。
特に、小児領域の医薬品開発や高齢者の薬物療法における課題に取り組んでいます。
薬学部の基盤系講座や附属病院の診療科との共同研究のほか、臨床薬理研究所に新設された創剤学部門との連携により、製剤開発から臨床応用までを一貫して行うことが可能になりました。
臨床研究開発学部門は、translational researchとベッドサイドからの課題解決研究の両面からアプローチし、医療に貢献します。また、創剤学部門との協働により、患者ニーズに基づいた製剤開発と臨床研究の融合を実現します。
薬学部の基盤系講座や附属病院の診療科との共同研究のほか、臨床薬理研究所に新設された創剤学部門との連携により、製剤開発から臨床応用までを一貫して行うことが可能になりました。
臨床研究開発学部門は、translational researchとベッドサイドからの課題解決研究の両面からアプローチし、医療に貢献します。また、創剤学部門との協働により、患者ニーズに基づいた製剤開発と臨床研究の融合を実現します。
2.臨床研究の質の向上を目指します。
質の高い臨床研究を行うための方策を考案し、ノウハウの蓄積・共有を行います。研究を実施する上で障害となる問題の解決策を提案するためにノウハウの蓄積・共有し、昭和大学薬学部だけでなく、日本全国の病院薬剤師・薬学部の臨床研究の質の向上を目指します。
薬剤師の育成
臨床研究の適切な実施のために必要な知識・方法論の教育を行い、臨床研究を自ら立案、実施することのできる薬剤師の養成を目指します。
また、医薬品開発のプロセス、関連職種の業務内容について、昭和医科大学臨床薬理研究所での治験業務を通じ、医薬品開発に不可欠なマネジメント、コーディネートのスキルを身に着けた人材を育成します。
また、医薬品開発のプロセス、関連職種の業務内容について、昭和医科大学臨床薬理研究所での治験業務を通じ、医薬品開発に不可欠なマネジメント、コーディネートのスキルを身に着けた人材を育成します。
1.論理的思考力の育成
問題解決能力、論理的思考力、科学的思考に基づく研究遂行能力を養成するだけでなく、倫理的配慮の理解も深めます。
卒前教育だけでなく、卒後、附属病院で勤務する臨床薬剤師の研究活動についても、研究計画の立案、書類の作成、倫理委員会の申請など、基本から指導します。昭和医科大学医学部薬理学講座、昭和医科大学統括研究推進センター(SURAC)と連携し、昭和医科大学全体の臨床研究を活性化します。
卒前教育だけでなく、卒後、附属病院で勤務する臨床薬剤師の研究活動についても、研究計画の立案、書類の作成、倫理委員会の申請など、基本から指導します。昭和医科大学医学部薬理学講座、昭和医科大学統括研究推進センター(SURAC)と連携し、昭和医科大学全体の臨床研究を活性化します。
2.臨床研究・医薬品開発のエキスパート育成
昭和医科大学臨床薬理研究所との連携により、GCPや関連法規を遵守した質の高い臨床研究や早期探索臨床試験を学ぶことができます。Ⅱ・Ⅲ相試験については、昭和医科大学の8つの附属病院の臨床研究支援センター・支援室と協力し、新薬開発のプロセスやそれに関わる職種についての体系的に学ぶことができます。
また、臨床薬理研究所創剤学部門との連携により、製剤開発から臨床応用までの一貫した研究プロセスを経験でき、基礎研究から臨床研究まで幅広い知識とスキルを習得できる環境が整っています。
また、臨床薬理研究所創剤学部門との連携により、製剤開発から臨床応用までの一貫した研究プロセスを経験でき、基礎研究から臨床研究まで幅広い知識とスキルを習得できる環境が整っています。
薬学部の学生の皆さんへ
臨床研究開発学部門では、薬学部3年次までに身につけた知識を基盤に、臨床現場の疑問を具体的な研究計画へと発展させていく過程を学びます。ここでの経験は、将来臨床薬剤師として働く際にも、研究者を目指す場合にも、大きな財産となるでしょう。
臨床研究開発学部門は、皆さんの「知りたい」「解決したい」という思いを、目に見える研究成果へと導きます。医療の未来を共に切り開いていく仲間として、皆さんの参加を心よりお待ちしています。
- 臨床現場での疑問を科学的に解決する力を養い、生涯にわたって学び続ける姿勢を身につけます。
- 医師、看護師、理学療法士など、様々な医療従事者との共同研究を通じて、チーム医療の重要性を学びます。
- 基礎研究と臨床応用を結びつける力を養います。新設された創剤学部門との連携により、製剤開発から臨床研究までの一貫したプロセスを学ぶことができます。
大学院進学を検討中の皆さんへ
臨床研究開発学部門は、医療の最前線で活躍する様々な職種の方々と共に研究を進めています。
大学院では、次の充実した研究環境を提供します。
- きめ細やかな研究支援: 研究計画の立案から、統計解析、論文作成まで、経験豊富な教員が丁寧にサポートします。
- 臨床薬理研究所との連携により、早期探索的臨床試験(First-in-Human試験)など、最先端の臨床研究に携わる機会があります。
- 創剤学部門との密接な連携により、製剤開発から臨床試験まで、医薬品開発の全プロセスを俯瞰的に学ぶことができます。
- 製薬企業等とのネットワークを活かし、修了後のキャリアパスについても幅広くサポートします。
医療の未来を共に切り開いていく仲間として、皆さんの参加を心よりお待ちしています。
講座員
教員(専任)
役職 | 氏名 | name |
教授 | 肥田 典子 | Noriko Hida |
講師 | 山崎 太義 | Taigi Yamazaki |
講師 | 滝 伊織 | Iori Taki |
教員(兼任)
役職 | 氏名 | name |
兼任講師 | 井芹 健 | Ken Iseri |
教員(兼担)
役職 | 氏名 | name |
兼担准教授 | 秋山 雅博 | Masahiro Akiyama |
兼担准教授 | 原田 努 | Tsutomu Harada |
研究生
氏名 | name | |
普通研究生 | 青木 はな子 | Hanako Aoki |
普通研究生 | 池浦 温子 | Atsuko Ikeura |
普通研究生 | 北島 寿 | Kotobuki Kitajima |
その他
特別研究生:4名
大学院生:19名
学部学生:18名(薬学部6年生:12名、薬学部5年生:8名、薬学部4年生:7名)
マルチドクタープログラム:2名
大学院生:19名
学部学生:18名(薬学部6年生:12名、薬学部5年生:8名、薬学部4年生:7名)
マルチドクタープログラム:2名
研究業績
2024年度
(準備中)2023年度
2023年12月に開催された第44回日本臨床薬理学会学術総会では、山崎講師が学生とともに実施した「リモートSDVの導入状況と今後に向けた課題~治験効率化を目指して~」研究において優秀演題賞を受賞しました。2022年度
薬学部薬剤学部門・病院薬剤学講座と口腔粘膜適応製剤の安全性評価やアセトアミノフェンゼリー製剤の生物学的同等性の検討のほか、医学部 呼吸器・アレルギー内科と気管支喘息患者を対象とした研究など、さまざまな部門と共同研究を実施しました。いずれの研究も臨床薬理研究所の皆様のご支援によって、円滑に研究が進んでいます。
薬学部の学生とともに自主研究にも取り組んでおり、2022年12月に開催された第43回日本臨床薬理学会学術総会で滝助教が学生とともに実施した「精神科患者さんのための服薬支援ツール開発に向けた医療者、患者のニーズ調査」研究において優秀演題賞を受賞しました。
獲得研究課題
科研費
基盤研究(C)(2024~2027年度)
24K09920 百 賢二 分担者:内倉 健、原田 努、肥田 典子、嶋根 俊和
「化学療法・放射線療法誘発性の重篤な口腔粘膜炎の疼痛緩和を目指した局所製剤の開発」
基盤研究(C)(2024~2026年度)
24K14124 三邉 武彦 分担者:原田 努、肥田 典子
「とろみ調整食品はTDMが必要な医薬品の薬物動態に影響を及ぼすか?」
New若手研究(2025~2027年度)
(未定) 滝 伊織
「とろみ調整食品が及ぼす直接経口抗凝固薬の薬理学的影響」
24K09920 百 賢二 分担者:内倉 健、原田 努、肥田 典子、嶋根 俊和
「化学療法・放射線療法誘発性の重篤な口腔粘膜炎の疼痛緩和を目指した局所製剤の開発」
基盤研究(C)(2024~2026年度)
24K14124 三邉 武彦 分担者:原田 努、肥田 典子
「とろみ調整食品はTDMが必要な医薬品の薬物動態に影響を及ぼすか?」
New若手研究(2025~2027年度)
(未定) 滝 伊織
「とろみ調整食品が及ぼす直接経口抗凝固薬の薬理学的影響」
若手研究(2023~2025年度)
23K16462 肥田 典子
「川崎病患児へのアスピリンミニタブレットの適応 ~ミニタブレットの実用化を目指して」
若手研究(2022~2024年度)
22K17542 山崎 太義
「とろみ調整食品併時の抗菌薬への影響~健康成人を対象とした薬物動態の検討~」
詳細は、下記の昭和医科大学研究者情報・業績集へのリンクをご覧ください。
問い合わせ
研究室見学大歓迎です。ご興味のある方は下記までお問い合わせください。
お問い合わせ先
昭和医科大学 臨床薬学講座 臨床研究開発学部門 担当:肥田 典子 〒157-8577 東京都世田谷区北烏山6-11-11昭和医科大学烏山病院内 TEL:03-3300-9368 Mail:kaihatsu_1@pharm.showa-u.ac.jp |