歯学部5年生の植田紫衣生さんがPFA優秀学生賞を受賞しました
受賞・表彰#歯学部
11月23日、東京アメリカンクラブ(港区麻布台)で開催されたPFA(ピエール・フォシャールアカデミー)国際歯学会日本部会第50回記念大会で、歯学部5年生の植田紫衣生さんがPFA優秀学生賞を受賞しました。
同学会は近代歯科医学の祖と言われるフランスのピエール・フォシャールの名前を冠して1936年にアメリカで設立された国際的歯科学会で、医道の高揚と研鑽をはかり、歯科医学の発展と向上を期すことを目的としています。
植田さんは破骨細胞へのスクロースの影響について研究し、スクロースが歯周病などの疾患において骨吸収を抑制する治療薬になり得る可能性を示した業績が高く評価され、同賞に選ばれました。
植田さんの研究成果は昨年のAPDSA(アジア太平洋歯科学生会議)およびJADR(国際歯科研究学会日本部会)にて発表されたもので、同会2018年度ジョセフ・リスター賞を受賞しており、その他、日本学生支援機構の2019年度優秀学生顕彰にも選ばれています。

(左から)植田紫衣生さん、宮﨑隆副学長、吉村健太郎講師(歯学部口腔生化学講座)
植田紫衣生さんのコメント
このたび、PFA優秀学生賞をいただき大変嬉しく思います。PFA国際歯学会日本部会は1968年に発足し、今回はその第50回という節目の記念大会でこのような賞をいただき身に余る思いです。私はこれまで「破骨細胞分化に対するスクロース添加の影響」というテーマで研究を進め、同会で発表し評価していただきました。将来は日本だけでなく国際的な視野をもち、歯科医療に貢献できるよう努力してまいりたいと思います。ご指導いただきました歯学部口腔生化学講座の上條竜太郎先生、吉村健太郎先生をはじめ先生方に心より感謝申し上げます。