医学部5年生の小柳唯さんがStudent Award最優秀賞を受賞しました

受賞・表彰#医学部

12月7日、ステーションコンファレンス東京で開催された第254回日本循環器学会関東甲信越地方会で、医学部5年生の小柳唯さんがStudent Award最優秀賞を受賞しました。
同学会は80年以上の歴史と25,000名以上の会員数を擁し、全国に9つの支部を有する、国内最大規模の医学会のひとつです。今回受賞したStudent Awardは若手循環器専門医の育成を目的として、学生が循環器病学に興味を持ち、活発な研究活動を行うために設けられたもので、毎回の地方会で最優秀1名、優秀賞2名が顕彰されます。
小柳さんは演題名「甲状腺機能亢進症の発症を契機に冠攣縮性狭心症を合併した1例」が高く評価され同賞に選ばれました。
1585553272767(左から)小貫龍也講師(内科学講座循環器内科学部門)、新家俊郎教授(同部門)、小柳唯さん、正司真講師(同部門)

小柳唯さんのコメント

このたび、日本循環器学会関東甲信越地方会において、Student Award最優秀賞をいただき、大変光栄に感じています。
本演題では、甲状腺機能亢進症の発症を契機に冠攣縮性狭心症を合併した1例についての症例報告を行いました。甲状腺機能亢進症で起こる心合併症は、心房細動・心不全が多く、冠攣縮性狭心症を合併することは非常に稀ですが、発症すれば心筋梗塞に至ることもあります。発表の準備を通じて、甲状腺機能亢進症の患者にβ遮断薬を投与する際は、冠攣縮性狭心症が悪化する危険性を評価したうえで慎重に投与する必要があることがよく分かりました。
今回の発表に際し指導していただきました新家先生、正司先生、小貫先生をはじめ、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。