第25回SCRP日本代表選抜大会で大塩葵さんが入賞しました

受賞・表彰#歯学部

8月23日、日本歯科医師会館で開催された第25回スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)日本代表選抜大会で、大塩葵さん(歯学部5年)が基礎部門の2位に入賞しました。
SCRPは、日本歯科医師会が歯学生の研究意欲の向上と歯科医療の発展を担う国際感覚に優れた歯学生の育成を目的とし、日本代表選抜大会を開催しています。最優秀成績者はワシントンD.C.で開催される国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会に派遣され、世界各国の代表とともに発表を行います。
大塩さんは、題名「歯周病性骨吸収および破骨細胞分化に対するオゾンジェル(※)の効果」の発表が評価され、表彰されました。
同研究は歯周病によってもたらされる歯槽骨破壊に対して、オゾンジェル(※)が有意な抑制効果を発揮したことを明らかにしています。

※オゾンジェル
グリセリン中にオゾンを溶解させ、オゾンの持つ殺菌作用や骨形成保進作用を長期間保存し、かつ適用範囲を拡大したもの。

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大塩葵さんのコメント

このたび、私はSCRP日本代表選抜大会にて、「歯周病性骨吸収および破骨細胞分化に対するオゾンジェルの効果」についてポスター発表いたしました。
慣れない実験やデータの整理などで研究室の先生方には大変ご迷惑をおかけし、自分の勉強不足を恥じる日々でしたが、今回このような賞をいただくことができ、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
全国から歯学生が集まる高いレベルの大会で当日は緊張感がありましたが、さまざまなテーマの発表を聴くことができ、大変勉強になりました。
また、審査後には他大学の学生と交流もできたため、非常に充実した時間を過ごすことができました。その時も多くの学生さんや先生方が研究内容について熱心に質問してくださり、とても印象深かったです。
今後も研究に携わる機会がありましたら、このような経験を活かして根気強く頑張っていきたいと思っております。
最後に、今回の研究発表にご指導賜りました、口腔生化学講座の宮本先生、須澤先生、山田先生、吉村先生、笹先生に心より感謝申し上げます。