佐々木哲哉 臨床研究コーディネーターがMSDのCRC Award 2020を受賞
受賞・表彰#昭和大学病院
CRCとは「Clinical Research Coordinator」の略称で、臨床研究コーディネーターとも言われています。治験を円滑に行えるよう医師の支援をする専門スタッフで、患者さんや医師、製薬会社等の間に立ち全体を調整しています。
同賞はMSDの治験に対して貢献したCRCを表彰するもので、佐々木CRCは「切除不能な局所進行Ⅲ期非小細胞肺癌患者を対象にペムブロリズマブ(MK-3475)併用同時化学放射線療法後のペムブロリズマブとオラパリブの併用療法又はペムブロリズマブ単独療法を同時化学放射線療法後のデュルバルマブ単独療法と比較する第Ⅲ相試験」の治験における功績が高く評価され同賞に選定されました。
賞を授与したMSDはアメリカに本社を置き、売上高が世界4位(2019年)の世界的な製薬会社です。
佐々木哲哉CRCのコメント
このたび、MSD社よりCRC Award 2020を授与いただき、大変光栄に感じております。この賞は、腫瘍内科・堀池篤先生が責任医師を担当されている治験(MK7339-012試験)において、コロナ禍、世界的に肺癌領域の治験進捗が滞っている中、昭和大学病院が日本で最初に本試験を立ち上げ、さらに国内第1例目(世界で2例目)の症例を登録したことについて高い評価をいただいたものです。
治験はまさにチーム医療でおこなわれます。そのため、この賞はコロナ禍で日常診療がひっ迫する中、国際共同治験を積極的かつ安全に実施した昭和大学病院の腫瘍内科、呼吸器・アレルギー内科および放射線治療科の諸先生方、さらに臨床研究支援センターのCRC、看護師、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師および事務職員などの治験に関わる全てのスタッフによるチームの成果が、国際的に高く評価されたものと思います。
これからも、病に苦しむ患者さんにたいして、一日でも早く効果的な医薬品を提供できるよう、日々精進して参ります。今後も臨床研究の推進のために、皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
