石川紘司講師が第41回 日本骨形態計測学会で学術奨励賞を受賞
受賞・表彰#医学部
同学会は「骨の研究を主に形態学的方法およびそれに関連する方法で推進し、その進歩発展に寄与すること」を目的に1979年に設立され、石川講師は演題名「抗RANKL抗体治療の中断による骨代謝破綻の機序」の発表が高く評価され、同賞に選定されました。
石川紘司講師のコメント
受賞に際し、関係各位皆様に心より感謝申し上げます。「骨」を多角的に評価・検討する本学会には、医学部・歯学部・薬学部以外にも、工学部や理学部など、多岐にわたる専門領域の研究者が集うのが特徴です。その中で本研究をご評価いただいたこと、大変光栄に思います。
整形外科学講座では、超高齢社会における健康寿命の延伸に貢献すべく、「骨脆弱性の克服」をテーマに掲げ、稲垣克記教授を中心に、基礎・臨床の両輪で研究を重ねてまいりました。本研究で研究対象とした抗RANKL抗体(骨粗鬆症治療薬)は素晴らしい臨床成績が報告されています。しかし、薬剤を中断した際のRebound現象(多発椎体骨折)が近年問題視されておりました。
今回、マウスを用いて薬剤中断モデルを作成し薬剤中断後の骨代謝破綻の機序を初めて解明いたしました。臨床上の意義も大きく、高く評価されたものと考えております。本研究は根岸貴子准教授 (前昭和大学 歯科薬理学講座、現順天堂大学 整形外科学)の指導の下、木内祐二教授 (医学部薬理学講座 医科薬理学部門)・稲垣克記教授 (医学部 整形外科学講座)・高 見正道教授 (歯学部 歯科薬理学講座)・木村廣美教授 (公立千歳科学技術大学 応用科学生物学)など、多くの先生方のお力をお借りして今日に至りました。このような恵まれた環境で研究を行えることは、ひとえに整形外科学講座の素晴らしい先輩・後輩、スタッフの皆様に支えられているおかげです。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。
本研究により、骨粗鬆症薬物療法の「治療継続の重要性」が再認識されればうれしく思います。今後も患者さんの健康寿命の延伸に貢献できるよう、精進していく所存です。
整形外科学講座では、超高齢社会における健康寿命の延伸に貢献すべく、「骨脆弱性の克服」をテーマに掲げ、稲垣克記教授を中心に、基礎・臨床の両輪で研究を重ねてまいりました。本研究で研究対象とした抗RANKL抗体(骨粗鬆症治療薬)は素晴らしい臨床成績が報告されています。しかし、薬剤を中断した際のRebound現象(多発椎体骨折)が近年問題視されておりました。
今回、マウスを用いて薬剤中断モデルを作成し薬剤中断後の骨代謝破綻の機序を初めて解明いたしました。臨床上の意義も大きく、高く評価されたものと考えております。本研究は根岸貴子准教授 (前昭和大学 歯科薬理学講座、現順天堂大学 整形外科学)の指導の下、木内祐二教授 (医学部薬理学講座 医科薬理学部門)・稲垣克記教授 (医学部 整形外科学講座)・高 見正道教授 (歯学部 歯科薬理学講座)・木村廣美教授 (公立千歳科学技術大学 応用科学生物学)など、多くの先生方のお力をお借りして今日に至りました。このような恵まれた環境で研究を行えることは、ひとえに整形外科学講座の素晴らしい先輩・後輩、スタッフの皆様に支えられているおかげです。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。
本研究により、骨粗鬆症薬物療法の「治療継続の重要性」が再認識されればうれしく思います。今後も患者さんの健康寿命の延伸に貢献できるよう、精進していく所存です。
