薬学研究科2年冨塚祐希さんと4年落合翔さんがフォーラム2021:衛生薬学・環境トキシコロジーで受賞

受賞・表彰#薬学研究科

フォーラム2021:衛生薬学・環境トキシコロジー(9月10日~11日:東邦大学習志野キャンパスとオンラインのハイブッド開催)で、冨塚祐希さん(薬学研究科衛生薬学2年)が実行委員長賞、落合翔さん(同4年)が日韓次世代ポスターセッションのベストポスター賞を受賞しました。
同フォーラムは、日本薬学会の環境・衛生部会による学術年会で、疾病予防や健康維持・増進に関する学術・研究の推進を目標としています。同部会は韓国薬学会との交流を積極的に重ねており、その交流活動の一環として、日韓の若手研究者による日韓次世代ポスターセッションをフォーラム内で実施しています。
冨塚さんは演題名「パラコート誘発性肺障害における長鎖アシルCoA合成酵素4の役割の解析」、落合さんは演題名「Prostacyclin exacerbates cyclophosphamide-induced hemorrhagic cystitis」 が評価され表彰されました。

冨塚祐希さんのコメント

今回、パラコートの毒性発現機構に細胞膜リン脂質のリモデリング反応を担う長鎖アシルCoA合成酵素4が関与することを報告しました。化学物質曝露により生じる毒性発現の標的として脂質分子に注目した研究は他になく、当研究室独自の成果であると自負しています。
学会活動等も中止や延期となる中で、発表の機会をいただき、さらにこのような評価をしていただけたこと、大変嬉しく思います。新型コロナウイルス関連のニュースを耳にするたびに、医療の進歩には臨床医学と基礎研究の両方が必要であることを実感しています。
今回の受賞を励みとし、基礎研究を通じて医療に貢献できるよう研究活動を行なっていきたいと思います。ご指導を賜り、ご助言をいただきました衛生薬学部門の原俊太郎教授、桑田浩准教授をはじめ先生方に心より感謝申し上げます。
IMG_4329_補正写真)左から、冨塚祐希さん、原俊太郎教授、落合翔さん