歯学部卒業生の塚崎雅之さんが文部科学大臣表彰を受賞
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文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲、およびその水準の向上に寄与することを目的とする科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めています。
若手科学者賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を表彰するものです。塚崎さんは、「骨組織の恒常性維持と破綻における多細胞ダイナミクスの研究」が高く評価され、このたびの受賞が決定しました。表彰式は、4月20日(水)に文部科学省にて行われます。
塚崎雅之さんのコメント
この度は文部科学大臣表彰を賜り、大変光栄に感じております。私は、昭和大学(東京都品川区)の近郊で代々続く歯科医院の長男として生まれ、中高は慶應義塾に学びエスカレーターで大学進学予定でしたが、土壇場で親の跡を継ごうと思い立ち、父(歯学部3回生)の母校であり、叔父(歯学部補綴学講座元准教授)の職場であった昭和大学に進学しました。実家を継ぐために入学したはずが、学部2年生の時に拝聴した須田 立雄 先生(昭和大学口腔生化学講座 名誉教授)の「基礎医学研究の醍醐味」という特別講義に感激し、基礎研究の道に進みました。昭和大在学中から口腔生化学講座で上條
竜太郎 教授、山田 篤 准教授に研究をご指導頂き、卒後は東京大学医学部で高柳 広 教授のもと、骨代謝学・骨免疫学の研究を続けて参りました。学部時代から数えて約12年間の研究成果が、今回このような形で評価頂けたことをありがたく感じると同時に、昭和大学在学中にお世話になった先生方、本賞の推薦者となってくださった歯科基礎医学会理事長の井上 富雄 先生(昭和大学口腔生理学講座 教授)、須田 立雄 先生、高柳 広 先生、そして数多くの共同研究者の皆様に心より感謝しております。
