薬学部5年 村﨑帆乃香さんが日本薬学会第142年会で学生優秀発表賞を受賞

受賞・表彰#薬学部#薬理科学研究センター

薬学部5年生の村﨑帆乃香さん(研究配属先:薬学部 基礎医療薬学講座 薬理学部門)が、日本薬学会第142年会(3月25日~28日)において、『化学療法誘発性末梢神経障害 (CIPN) モデルマウスを用いたハンドセラピー施術による神経障害改善機序の検討』というテーマで発表し、学生優秀発表者賞(ポスター発表の部)を受賞しました。この賞は学生の研究意欲向上のために設けられた賞で、厳正なる審査の結果、口頭発表の部は766審査対象演題中95演題(受賞率12.4%)、ポスター発表の部は922審査対象演題中116演題(受賞率12.6%)に対して優秀発表者賞が授与されました。
 

村﨑帆乃香さんのコメント

この度は、日本薬学会第142年会において学生優秀発表賞(ポスター発表の部)という素晴らしい賞を頂き、大変光栄に存じます。
化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)は抗がん剤使用により引き起こされる有害事象のひとつで、手足のしびれや疼痛などの症状が発現し、患者のQOLを低下させてしまいますが、未だ有効な治療法は確立されておりません。本研究では軽度から中等度のしびれ改善に有効であるとされているハンドセラピー施術による神経障害改善のメカニズムの一端を明らかに致しました。
今回が初めての学会発表ということで大変緊張しましたが、発表や質疑応答を通して様々な方と交流させていただき、今後の研究へ繋がるような非常に貴重な体験になりました。
今後は本研究をさらに発展させていけるよう一層努力していきたいと思います。
最後になりますが、日頃よりご指導を頂いております薬学部 基礎医療薬学講座 薬理学部門の先生方をはじめ、薬理科学研究センターの先生方、電子顕微鏡室の先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。

20220510_murasaki木内祐二 センター長 村﨑帆乃香さん 野部浩司 教授