内田祐介さんが第122回日本外科学会定期学術集会で優秀演題賞を受賞

受賞・表彰#医学部#昭和大学病院

内田祐介さん(臨床研修医)が第122回日本外科学会定期学術集会(4月14日~16日:熊本市・オンライン同時開催)の研修医セッションにおいて「下大静脈浸潤を伴う肺癌右副腎転移再発に対して治癒切除し得た1例」で優秀演題賞を受賞しました。肺多型癌は悪性度が高く遠隔転移の頻度も多いとされているなか、内田さんは、未分化型Pleomorphic carcinomaの右副腎転移に対し、右副腎、右腎臓、肝後区域、下大静脈合併切除を施行し治癒し得た症例について文献的考察を加えて報告しました。

内田祐介さんのコメント

この度は青木武士教授、冨岡幸大助教、田代良彦講師をはじめとする消化器一般外科学部門の先生方や臨床病理診断学講座の先生方のご指導、患者さんをご紹介いただきました腫瘍内科の先生方、治療の際にコラボレーションさせていただいた心臓血管外科、泌尿器科の先生方のご支援を賜りまして、日本外科学会定期学術集会で優秀演題賞をいただき大変光栄に存じます。人生で初めての学会発表であり、抄録作成・演題登録からスライド作成まで一から冨岡先生をはじめ多くの先生方のご指導のもと、医局での予演会を通して本番に向けて準備をすることができました。私は肝胆膵外科医を志しておりますが、今回の学会を通じて臨床医として一人の患者さんを治療するだけでなく、今後の医療に活かしていく研究の重要性も学ぶことができました。消化器・一般外科をローテートさせていただき、多くの手術症例や毎週月曜日のJournal clubでは非常に勉強になる論文の共有があり、文献検索方法や最新の知見を得ることができ充実しておりました。
今回の学会に参加させていただいたことで、将来臨床だけでなく研究にも励む外科医になれるよう今後の研修に邁進していく所存であります。
最後になりますが、この度は初学者である私にお忙しい中の貴重な時間を割いて指導に当たってくださった先生方には改めて深謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
内田研修医左から、冨岡幸大助教、内田祐介さん、青木武士教授
内田研修医2