薬学研究科の冨塚祐希さんがフォーラム2022:衛生薬学・環境トキシコロジーで実行委員長賞を受賞
受賞・表彰#薬学研究科
同フォーラムは、日本薬学会の環境・衛生部会による学術年会であり、疾病予防や健康維持・増進に関する学術・研究の推進に目標を置き、関連する基礎および応用分野の研究者の研究発表、知織の交換ならびに研究者の連携の場を提供することを目的とした同部会の活動の一つです。
冨塚さんは演題名「長鎖アシルCoA合成酵素(ACSL)4の欠損がパラコート誘発性肺障害に及ぼす影響の解析」の発表が評価され、同賞に選定されました。
冨塚祐希さんのコメント
今回、細胞膜リン脂質のリモデリング反応を担う長鎖アシルCoA合成酵素4という酵素に着目し、パラコート曝露による肺障害の発現機構の解析から、副作用として肺炎等を引き起こすことが問題となっている医薬品に対する新規副作用軽減法の可能性について報告しました。毒性発現機構の標的として脂質分子に注目し、当研究室が強みとする質量分析装置を用いた脂質の分析を中心に研究を進めてきましたが、今回このような形で評価していただき大変嬉しく思います。研究発表を行うにあたりご指導を賜り、ご助言をいただきました衛生薬学部門の原俊太郎教授、桑田浩准教授をはじめ先生方に心より感謝申し上げます。

