令和4年度解剖慰霊祭を執り行いました
お知らせ#式典・行事
今年度も新型コロナウイルス感染防止のため、必要な措置を講じたうえで一部の教育職員と学生代表のみが参列しました。
解剖慰霊祭は医療の進歩のため、ご献体された故人の遺徳を偲び感謝する式典です。
令和3年4月1日から令和4年3月31日までにご献体いただいた110柱の霊位が祀られ、参列者からご尊霊に対し、黙祷が捧げられました。その後、参列者全員が祭壇に献花を行い、ご冥福をお祈りしました。
式典では、小川高史准教授(藤が丘病院臨床病理診断科)が「医学教育と医療の発展のために解剖を承諾され、御遺体を供して崇高なるご意志を示された諸霊に感謝いたします。今後も医学、歯学、薬学、保健医療学の向上と社会福祉に寄与するために努力を重ねることをお誓い申し上げます」と祭文を捧げました。
また、医学部と歯学部の学生代表が「現在の医学を将来に向けて推し進めていく力となるべく、御身体をご提供くださることを決意された、その尊いお気持ち。それに恥じることのないよう、全力で励んだ解剖実習。多くの課題に直面しながらも、友と研鑽し、学びを深めた密度の濃い日々でした。何より、昭和大学の教育理念である『至誠一貫』社会に役立つ優れた医療人を目指すという自覚が、大きく確実に心の中で芽生えました。ご献体くださった皆様の崇高な魂は、私達をあたたかく包み込み、私達の心の中で、永遠に生き続けます」と弔辞を述べました。





