滝伊織助教が第43回日本臨床薬理学会学術総会で優秀演題賞を受賞

受賞・表彰#薬学部

滝伊織助教(薬学部臨床薬学講座臨床研究開発学部門)が第43回日本臨床薬理学会学術総会(2022年11月30日~12月3日:パシフィコ横浜)で優秀演題賞を受賞しました。
日本臨床薬理学会は、1970年に前身の臨床薬理研究会として発足、1980年に現在の学会に発展して設立されました。臨床薬理学は、科学的な「合理的薬物治療」を志向する学問領域です。同学会では薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め、個々の患者さんに最良の治療(治療の個別化)を提供できることを目指しています。
第43回学術総会は聖マリアンナ医科大学の松本直樹教授が大会長を務め、同学術集会では45歳以下の日本臨床薬理学会会員の中から特に優秀な演題に「優秀演題賞」が授与されます。
滝助教は「精神科患者さんのための服薬支援ツール開発に向けた医療者・患者のニーズ調査」のポスター発表が高く評価され、同賞に選定されました。
 

滝伊織助教のコメント

このような栄誉ある賞を頂き、大変光栄です。
当部門では患者さんが抱える困りごと(Unmet Medical Needs)の解消を目標に研究活動を行っております。この度、医療従事者、患者さんどちらにとっても有用な「お薬手帳アプリ」の開発を目的とした研究結果を発表いたしました。学会発表を通じ、多くの方に研究内容を知っていただくことができ、受賞とあわせて大変嬉しく思っております。なお、本調査は本学薬学部の学生とともに実施したものです。学生とも受賞の喜びを共有したいと思います。
また、日頃よりご指導いただいております肥田典子准教授、山崎太義講師、並びに臨床薬理研究所の先生方、ご支援いただきました皆様に心より御礼申し上げます。今後も患者さんの困りごとを解決していけるよう、研究に精進してまいります。

 
TOPICS_滝助教会場での記念撮影
左から2番目:滝伊織助教、左から3番目:肥田典子准教授