令和4年秋の叙勲で松本光吉名誉教授が瑞宝中綬章、崎山恵子氏が瑞宝単光章を受章

受賞・表彰

令和4年秋の叙勲受章者が11月3日に発表され、松本光吉名誉教授が瑞宝中綬章、崎山恵子氏が瑞宝単光章をそれぞれ受章しました。
 
松本名誉教授は、昭和58年3月に昭和大学歯学部教授に就任され、本学歯学部の創成期から長きにわたって教授を務め、昭和大学図書館長も兼任、学外では、厚生省中央薬事審議会委員や文部省科学研究費審査委員など、国の公的委員も長く務められました。
この間、歯科医療・歯科医学の発展に努めるとともに、長年にわたり学生教育に尽力した功績が評価され、このたびの受章となりました。
 
崎山氏は、昭和55年4月に昭和大学病院に入職後、循環器病棟をはじめ、神経内科病棟、婦人科病棟、整形外科病棟、眼科・皮膚科混合病棟など多くの診療科において従事されました。平成7年4月から看護婦長(看護師長)として、昭和大学病院附属東病院、昭和大学藤が丘病院、昭和大学烏山病院にて従事され、本学附属病院の変革の時期に看護の質の向上に貢献するとともに、看護管理者として病院運営に尽くした功績が評価され、このたびの受章となりました。
 
コロナ禍のために皇居での伝達式は中止となり、11月18日、旗の台キャンパスにおいて、小川良雄 総務担当理事から勲章が伝達されました。

001.R4秋の叙勲_松本名誉教授松本光吉 名誉教授
002.R4秋の叙勲_崎山さん小川良雄 総務担当理事、崎山恵子氏

松本光吉名誉教授の略歴

昭和44年3月 東京医科歯科大学歯学部 卒業
昭和48年3月 東京医科歯科大学大学院歯学研究科歯科保存学専攻 修了
昭和48年4月 九州大学歯学部 講師
昭和55年4月 昭和大学歯学部第一歯科保存学 員外教授
昭和58年3月 昭和大学歯学部第一歯科保存学 教授
平成20年3月 昭和大学図書館長
平成21年4月 昭和大学名誉教授
 
松本光吉名誉教授のコメント
この度、勲章を戴き恐縮しています。
瑞宝中綬章とは、どのような勲章なのか、全く知らなかったので調べてみました。内閣府賞勲局総務課の説明によると“瑞宝章は公務員や公共的な業務に携わってきた人に与えられ、功績や業績の内容によって序列が異なる”と説明されていました。選考方法などについての詳細は公表されていませんが、私の場合、九州大学に7年、昭和大学に29年、厚生省中央薬事審議会委員を準国家公務員として7年、そしてレーザーの研究が受章の主な理由になったと考えられました。
心より御礼申し上げます。
 
 

崎山恵子氏の略歴

昭和49年3月 岩手県立久慈高等学校 卒業
昭和52年3月 神奈川県立衛生学院看護婦学科第一学科 卒業
昭和52年4月 太田総合病院 入職
昭和55年4月 昭和大学病院 入職
平成3年4月 昭和大学病院 看護婦長心得
平成7年4月 昭和大学病院 看護婦長(看護主幹)
平成19年3月 昭和大学藤が丘病院 看護師長(看護主幹)
平成21年3月 昭和大学附属烏山病院 看護師長(看護主幹)
(平成28年 定年退職)
 
崎山恵子氏のコメント
​この度瑞宝単光章という大変栄誉ある受章を身に余る光栄と感じております。在職中は大学病院、藤が丘病院、烏山病院と3病院で勤務しました。病棟、外来、訪問看護など担当し、多岐に渡る科を経験しました。スタッフ時代、師長時代含め最も長く勤務した科が循環器と神経内科の混合病棟でした。この2つの科は、大学病院入職当初配属された部署で、CCU含め70床近い患者様の看護に勤めてきました。科の特性から心筋梗塞、脳梗塞など重症患者も多く、病状の変化に気の抜けない日々だったことを思い出します。
師長時代には東病院、中央棟が開設される際、開設準備委員として、業務マニュアル作成や運営委員として活動してきました。従事した病院では人手不足を感じながらも、上司、同僚、スタッフに恵まれ協力しながら業務に当たることができ、多くの学びを得ることができました。
今回叙勲受章者に推薦頂いたことに感謝し、今後昭和大学の益々のご発展を祈念致します。