安藤浩一講師が第15回保健医療福祉連携教育学会で学術集会長賞を受賞
受賞・表彰#歯学部#歯科病院
同賞は「保健・医療・福祉各分野の連携に基づく教育・研究と実践を推進し、我が国における健康で豊かな長寿社会の発展に寄与するとともに、会員相互の資質の向上と交流を図る」という学会理念に基づき、研究テーマの独創性・先駆性、研究の達成度、学術的価値、社会的波及効果などの観点から総合的に評価され、決定されるものです。
安藤講師は演題「ICTを活用した教育はシミュレーション教育の代替手段となりうるか?ー気道管理教育における検証ー」が評価され、同賞に選定されました。
【安藤浩一講師のコメント】
この度は、大変栄誉ある学術集会長賞を賜りまして、大変光栄に存じます。私共は、本研究の結果の一部を先の日本医学教育学会大会や国際英文誌(Journal of Clinical Medicine誌)でも報告をしてまいりましたが、本学会ではさらに新たな知見を加え、今回の受賞となりました。コロナ禍などにおける医学教育の現場では、感染対策に配慮する観点からICTなどを活用した教育方略が採用されることもしばしば経験されますが、シミュレーション教育の代替手段としての効果は必ずしも十分明らかにされておりません。本研究においては、ネットワーク・メタ解析の統計手法を用いて、医療従事者に対する気道管理教育の教育効果を、Kirkpatrickモデルに基づき、ICT群とシミュレーション教育群間で比較検討いたしました。本研究を遂行するにあたり、平素よりご指導をいただいております相良博典教授(医学部内科学講座呼吸器アレルギー内科学部門/昭和大学病院長)、木庭新治教授(歯学部全身管理歯科学講座総合内科学部門)、田中明彦准教授(医学部内科学講座呼吸器アレルギー内科学部門)はじめ、価値あるご助言や統計学的ご指導等いただきました呼吸器・アレルギー内科医局員の先生方や統括研究推進センターの諸先生方、図書室の司書様や各医局の研究補助員の方々等、関係各所の皆様に多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして深く御礼を申し上げます。

