佐藤裕二教授が日本義歯ケア学会優秀学会賞を受賞

佐藤裕二教授（歯学部高齢者歯科学講座）が第15回日本義歯ケア学会学術大会（2023年1月22日：オンライン開催）で優秀学会賞を受賞しました。同賞は、学術論⽂を介して日本義歯ケア学会の発展に顕著に貢献した研究者を顕彰するために設けられたものです。
また、本会の進歩発展に貢献し、若く優れた研究者として、池村直也兼任講師（受賞時は歯学研究科大学院生）が、優秀奨励賞を受賞しました。

佐藤裕二教授のコメント

このたびは栄誉あるダブル受賞となり光栄です。受賞論文は、新たに医療保険に導入された「口腔機能低下症」の検査･管理の実施状況を明らかにし、さらなる普及に向けた努力の必要性を提示しました。現在、フレイルの一因としてのオーラルフライル（お口の機能の虚弱）が注目されており、その検査・管理の実態を明らかにできたことが評価されたと思います。同時に受賞した池村直也兼任講師の論文は、高齢義歯患者に多い口腔乾燥症の場合に、新たに開発されたジェル状の義歯安定剤の有用性を明らかにした論文です。義歯患者の高齢化に伴う問題の解決につながるものと思います。ご指導・ご協力くださった多くの方々に感謝すると同時に、さらなる研究の推進に取り組む決意を新たにしました。