Chat GPT等の生成AIの利用について

在学生

2023年6月6日
 
学生の皆さんへ
 
昭和大学
学長 久光 正
 
 
Chat GPT等の生成AIの利用について
 
 
 近年、AI技術を用いたシステムやサービスが広がるなど、様々な形でAI技術が社会の中に浸透しつつあり、教育・研究の現場においても利活用されるようになってきています。
 Chat GPT等の生成AIは、適切に使用されれば有用なツールとなりますが、不適切な目的で利用すると様々な問題・課題・リスクが発生します。また、正確性や信頼性には限定があることを理解し、利用者は提供された情報を参考として利用する際には自己の判断と検証を行うことが必要です。
 現在、文部科学省において、教育現場でのAI活用に関するガイドライン(指針)を策定中で、今夏にも公表される予定です。本学においても文部科学省等の指針を基に、生成AIの利活用に関する指針を検討する予定でおりますが、すでに多くの学生がChat GPT等の生成AIを利用していると思われることから、利用にあたっては、良識と正しい倫理観に基づいて、以下のことに十分注意してください。
 
 
<課題・レポート等の作成時の利用・引用>
 各種課題やレポート等の作成にあたって、いわゆる丸写しする等の行為は、学生本人の学力向上に全く寄与しません。また、独力で取り組むことが求められている課題等において利用することは認められません。
 
<個人情報・機密情報の取扱い>
入力された個人情報や機密情報はデータベースとして蓄積されるため、個人情報や機密性の高い情報(外部に公開してはいけない情報)は入力しないこと。
 
<著作権侵害>
 出力された文章や画像等には、他者が著作権を有するものが含まれている可能性があるため、出力された情報を利用(転写等)することにより剽窃や著作権法に違反する可能性があることに留意すること。