薬学部6年の浅岡宝花さんが日本社会薬学会第41年会で学部学生優秀発表賞を受賞

受賞・表彰#薬学部

薬学部6年の浅岡宝花さん(研究配属先:薬学部社会健康薬学講座社会薬学部門)が、日本社会薬学会第41年会(2023年9月9日~10日:昭和大学 旗の台キャンパス)において、「一般用医薬品における、外箱表示・添付文書の理解しやすさ、行動しやすさの評価」のテーマで発表し、学部学生優秀発表賞を受賞しました。同賞は、研究として十分に企画されかつ社会薬学的な視点が明確であることに加え、学生が研究の意味を理解しているか、理解度についても評価される賞で、厳正なる審査の結果、27審査対象演題中1演題(受賞率3.7%)に対して授与されました。
 

浅岡宝花さんのコメント

この度は、日本社会薬学会第41年会において学部学生優秀発表賞という素晴らしい賞を頂き、大変光栄に存じます。
一般用医薬品の外箱や添付文書は、使用者が適正に使用するための情報源ですが、大切な情報が読みづらいと感じていました。そこで、外箱表示および添付文書が、使用者にとって、理解しやすく、行動しやすい表記であるか評価することを目的に研究を立案し、患者さん向け資料の系統的な評価指標PEMAT-Pにて評価を実施しました。その結果、研究の対象としたすべての製品の外箱表示は、理解・行動しにくい表記に該当すること、添付文書は46.7%が理解しやすく、10.0%が行動しやすい表記に該当することがわかりました。
対面での学会発表は初めてで、大変緊張しましたが、多くの方に興味を持っていただき、質疑応答を通して様々な方と交流させていただき、非常に貴重な体験になりました。この経験を元に、生活者の視点に立てるような薬局薬剤師を目指して精進して参りたいと思います。
最後になりますが、日頃よりご指導を頂いております薬学部社会健康薬学講座社会薬学部門の岸本桂子教授、赤川圭子講師、熊木良太助教にこの場をお借りして御礼申し上げます。
社会薬学部門1_1200×800(左から)赤川圭子講師、浅岡宝花さん、岸本桂子教授
浅岡さん(ポスター前にて)_800×1200浅岡さん(ポスター前にて)