第257回日本呼吸器学会関東地方会で西村太一さんが最優秀賞、眞鍋亮助教が優秀指導医賞を受賞

受賞・表彰#医学部

第257回日本呼吸器学会関東地方会(2023年11月11日:秋葉原コンベンションホールおよびWEBのハイブリッド開催)で、西村太一さん(臨床研修医2年目)が最優秀賞、眞鍋亮助教(内科学講座呼吸器アレルギー内科学部門)が優秀指導医賞を受賞しました。
同学会はわが国最大の呼吸器領域の学会で、地方会のアワードセッションでは、学生・臨床研修医が呼吸器病学に興味を持ち、活発な研究活動を行うためのセッションが設けられており、最優秀者1名とその指導医が顕彰されます。
西村さんと眞鍋助教は、演題名「一次治療後に遺伝子パネル検査を施行し、RET融合遺伝子陽性が判明し分子標的薬を開始できた1例」が高く評価され、同賞に選定されました。

西村太一さんのコメント

この度は、相良博典教授、田中明彦准教授をはじめとする内科学講座呼吸器アレルギー内科学部門の先生方にご指導賜り、最優秀賞という素晴らしい賞をいただくことができ大変光栄に存じます。
初めての学会発表であり、指導医の眞鍋亮助教に一から教えていただき深く感謝申し上げます。今回、非小細胞肺癌において、初回診断時にコンパニオン診断能を有する遺伝子パネル検査未施行であったため、二次治療前に再生検・遺伝子パネル検査を行うことで分子標的薬による治療を開始できた1例を症例報告しました。遺伝子パネル未施行例では、適切な治療選択のために二次治療以降でも検査提出が可能か検討することが望ましく、適切な検査提出のための病理診断科との連携の重要性について報告し、評価いただくことができ大変嬉しく思います。
経験の浅い研修医である私が初回の発表でこのような賞をいただけたのはご指導賜りました先生方、協力いただいた患者さんのお陰と存じます。
今回の経験を活かし、今後も医者としての技術、知識、態度を磨くようより一層精進してまいります。

眞鍋亮助教のコメント

第257回日本呼吸器学会関東地方会において優秀指導医賞という素晴らしい賞をいただくことができ大変光栄に存じます。昭和大学病院呼吸器アレルギー内科は医局員一同、学生指導、研修医指導に力を入れております。一つの成果となり嬉しく思います。今回の受賞が契機となり、昭和大学病院呼吸器アレルギー内科の学生研修医への指導、教育活動への情熱が周知されることに繋がれば幸いです。今後もこのような賞に恥じぬよう研鑽を積んでまいりたいと思います。
サムネ(左から)西村太一さん、眞鍋亮助教、相良博典教授、楠本壮二郎講師