須長由真講師がJDS Best Paper Award 2022を受賞
受賞・表彰#医学部
〈論文情報〉
・論文名：Risk factors for sepsis and effects of pretreatment with systemic steroid therapy for underlying condition in SJS/TEN patients: Results of a nationwide cross-sectional survey in 489 Japanese patients
・掲載誌：Journal of Dermatological Science Volume107, Issue2
・著者：Yuma Sunaga, Natsumi Hama, Hirotaka Ochiai, Akatsuki Kokaze, Eun Seon Lee, Hideaki Watanabe, Michiko Kurosawa, Hiroaki Azukizawa, Hideo Asada, Yuko Watanabe, Yukie Yamaguchi, Michiko Aihara, Yoshiko Mizukawa, Manabu Ohyama, Riichiro Abe, Hideo Hashizume, Saeko Nakajima, Takashi Nomura, Kenji Kabashima, Mikiko Tohyama, Hayato Takahashi, Hiroki Mieno, Mayumi Ueta, Chie Sotozono, Hiroyuki Niihara, Eishin Morita, Hirohiko Sueki
・DOI: 10.1016/j.jdermsci.2022.07.004
・URL：https://doi.org/10.1016/j.jdermsci.2022.07.004
須長由真講師のコメント
今回受賞させていただいた論文は、日本人のスティーヴンス・ジョンソン症候群（SJS）と中毒性表皮壊死症（TEN）の患者489例を対象とした全国横断調査の結果からSJS/TEN患者における敗血症発症の危険因子及び基礎疾患に対するステロイド全身療法の前治療の有無による影響を検討したものです。SJS/TENは死に至ることもある重症薬疹であり、SJS/TENの主な死因として敗血症があります。今回の論文ではSJS/TEN患者の敗血症を起こすリスク因子を明らかにしました。また、SJS/TEN患者には元々基礎疾患に対してステロイドが投与されている例が多くあり、このステロイド投与がSJS/TENの症状に及ぼす影響についても解析し、元々ステロイドを投与されていた患者は投与されてない患者にくらべて予後が悪いことがわかりました。
この論文が今後SJS/TEN患者さんの治療に役立てることを祈っております。
受賞にあたり、ご指導ご鞭撻を賜りました先生方、また研究に関わった全ての方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
この論文が今後SJS/TEN患者さんの治療に役立てることを祈っております。
受賞にあたり、ご指導ご鞭撻を賜りました先生方、また研究に関わった全ての方々にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
須長由真講師