令和5年度昭和大学卒業式を挙行しました
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今年度もご家族の人数制限は行わず、多数のご家族に見守られての開催となりました。
久光正学長は告辞で「ヒトには3つのイキカタがあるといわれています。医療従事者が多く関わる患者さんの『生き方』、これは身体的なものです。二つ目は『活き方』、どのような活動・行動をするか、人生の送り方を指します。三つ目は『逝き方』、人生のゴールの仕方です。この場面にも医療は必ず関わりをもちます。昭和大学創立者である上條秀介博士は『不求一身安(一身の安きを求めず)』という言葉を座右の銘とし、常に心に留め、自らの生き方の規範・戒めとされていました。卒業生の皆さん、これから接する患者さんはもちろん、皆さんご自身が、これまでお話しした3つのイキカタを大切に思い、医療人としての使命を常に忘れず、医療を通じて社会に大いに貢献して下さるよう心から願います」と述べました。
続いて、小口勝司理事長は祝辞で「創立者の上條秀介先生は人間として生きる第一の姿勢を『至誠一貫』と表されました。皆さんはこれから始まる人生でいろいろなことを経験し、学修していくものと思いますが、その基本は『至誠一貫』でなければならないと思います。まさしく医療人として、人間として必要なことであります。正しいことは正しいと貫く、そして人々のために生き抜くという基本的な気持ちを忘れてはならないと思います。これから踏み出す一歩が非常に重要であり、皆さんの将来が輝かしいものとなり、満ち足りた人生を送れますようにとお祈り申し上げ、祝福の言葉といたします」と述べました。
また、在学生代表は送辞で「順風満帆な日々を送られることを願っておりますが、時には困難に対峙することもあるかもしれません。そのような時には、昭和大学で懸命に駆け抜けた日々が前へと進む原動力となり、先輩方の背中を押してくれることでしょう。そして何より、同学部、他学部の同期達が立場は違えど、患者さんを救うという一つの同じ目標をもってそれぞれの立場から全力を尽くす姿が自らを律し、支えてくれることと思います。私達在学生は、皆様のように高い志を持ち、昭和大学をさらに発展できるよう皆様の意志を継承していきます」と決意を述べました。
卒業生代表は答辞で「本日、私たちは昭和大学を卒業し、それぞれの道へと歩き出します。現代社会には様々な困難が待ち受けています。しかし、私たちには、これまでの学生生活で培った力があり、信頼できる仲間達がいます。一人では乗り越えられない壁も、必ず乗り越えてゆけると確信しております。私たちは、『至誠一貫』の揺るぎない信念のもと、昭和大学から発信する医療の輪を全国へ、そして世界へと広げていきます。今後も日々の学びを怠ることなく、苦難に直面している人々や病に向き合う患者さんに寄り添い、力になれるよう精進して参ります」と仲間への感謝とともに抱負を述べました。
また、在学中に優秀な結果を残した卒業生に贈られる上條賞、同窓会賞、上條旗ヶ岡賞、そして最優秀スチューデント・インストラクター賞の授与が行われました。
式典終了後は各学部で学位記伝達式が執り行われ、学部長から一人ひとりに学位記が手渡されました。











