松根佑典助教が第124回日本外科学会定期学術集会で優秀演題賞を受賞

受賞・表彰

松根佑典助教(医学部外科学講座消化器一般外科学部門 専攻医)が、第124回日本外科学会定期学術集会(4月18日~20日:愛知県国際展示場(AICHI SKY EXPO))において、演題名『腸閉塞患者に対するPsoas muscle thickness per height (PMTH)と術後合併症に関する検討』で、優秀演題賞(研修医・専攻医セッション)を受賞しました。
日本外科学会定期学術集会は外科学分野における日本で最大の学術集会です。今年は『わが国の資源で持続可能な外科診療を考える』というテーマで開催されました。

松根佑典助教のコメント

青木武士教授および松田和広講師をはじめとする消化器一般外科学部門の先生方のご指導のもと、優秀演題賞いただき大変光栄に存じます。今回は腸閉塞で緊急手術を施行した症例を対象に、術前CTで評価した腸腰筋の厚さと身長から求めたPMTHという指標に着眼し、呼吸器合併症発生との相関関係について検討を行いました。PMTHはサルコペニアのスクリーニングとして有用な値であり、大腸癌や肝癌などの悪性腫瘍における術後合併症や予後に関連するとされています。しかしながら、腸閉塞などの腹部救急疾患においては未だ検討がされておらず、今回の研究テーマとしました。本研究結果をもとに呼吸器合併症の高リスク症例を抽出し、リハビリテーションやコメディカルスタッフとの連携を深め、患者さんの早期退院への一助となればと考えております。

001(左から)松田和広講師、松根佑典助教、青木武士教授
002第124回日本外科学会定期学術集会会場にて
関連リンク
第124回日本外科学会定期学術集会
https://jp.jssoc.or.jp/jss124/