薬学部6年麻生武希さんが日本生化学会関東支部例会で優秀ポスター発表賞を受賞

受賞・表彰#薬学部

​薬学部6年の麻生武希さん(研究配属先:薬学部社会健康薬学講座衛生薬学部門)が、2024年度日本生化学会関東支部例会(6月15日:順天堂大学本郷・お茶の水キャンパス)において、演題名『ブレオマイシン誘発性肺線維症における長鎖アシルCoA合成酵素(ACSL)4の役割の解析』で、優秀ポスター発表賞を受賞しました。
 
日本生化学会は、研究発表、知識の交換ならびに会員相互間および関連学(協)会との連携提携の場になり、生化学の進歩、普及を図り、学術、文化の寄与の発展に貢献することを目的としています。

麻生武希さんのコメント

この度は、2024年度日本生化学会関東支部例会において、優秀ポスター発表賞という素晴らしい賞を頂き、大変光栄に存じます。
本研究では、発症メカニズムに関して不明確な点が多く、有効な治療薬が存在しない特発性肺線維症の解明を目的として、ブレオマイシン誘発性肺線維症モデルマウスを用い、肺線維症に対して長鎖アシルCoA合成酵素(ACSL)4がどのように関与しているかを検討しました。
特発性肺線維症のような有効な治療薬が存在しない難病が多く存在する中で、今回の研究成果が、いつか未来の医療や多くの人の役に立つことができれば良いなと感じております。今回の経験を糧に、さらなる自己研鑽に努めます。
本研究の遂行にあたり、日頃よりご指導を頂いております、同部門の原俊太郎教授、桑田浩准教授、冨塚祐希助教をはじめ、先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

*ブレオマイシン・・・子宮頸がん、精巣がん、卵巣がん等に使用される抗がん剤のこと
サムネ(本文用)2(左から)麻生武希さん、原俊太郎教授(薬学部社会健康薬学講座衛生薬学部門)