武井稔弥専攻医、井上嵩章研修医、医学部6年の浅見優太さんが第79回日本消化器外科学会総会で優秀演題賞を受賞

受賞・表彰

武井稔弥専攻医(昭和大学病院消化器・一般外科)、井上嵩章研修医、医学部6年の浅見優太さんが第79回日本消化器外科学会総会(7月17-19日:海峡メッセ下関)において優秀演題賞を受賞しました。

それぞれの演題名は以下のとおり。
武井専攻医 「左胃動脈瘤に対して血管内治療施行し救命し得た1例」
井上研修医 「腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術後の続発性会陰ヘルニアに対し腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した1例」
浅見さん 「幽門狭窄を伴う切除不能進行胃癌に対しバイパス術後に化学療法を行いconversion手術が施行できた1例」

一般社団法人日本消化器外科学会は1968年に「消化器外科学の進歩と普及」を目的として発足され、19,000人を超える会員を擁する外科系サブスペシャルティ最大の学術団体です。

受賞者のコメント

武井稔弥専攻医のコメント
この度、青木武士教授(医学部外科学講座消化器一般外科学部門)、伊達博三講師(同)をはじめとする医学部外科学講座消化器一般外科学部門の先生方のご指導を賜り、第79回日本消化器外科学会総会において優秀演題賞をいただくことができました。心より感謝申し上げます。
稀有である左胃動脈瘤破裂の症例報告を行いました。本症例を通じて、様々な知識・知見を得ることができ、また同時に評価いただくことができ大変嬉しく思います。消化器外科医としてのキャリアは始まったばかりではありますが、素晴らしい諸先輩方・同期に恵まれ、日々成長を実感し充実した生活を送れていることはこの上ない幸せです。他の医療従事者との連携を大切に、今後とも患者さんに安全で安心な医療が提供できるよう日々の業務・学術活動に取り組んで参りたいと思います。今後も皆様のお力添えを頂きながら、この賞を誇りに一層精進して参ります。ありがとうございました。
 
井上嵩章研修医のコメント
この度、青木武士教授、渡邊良平講師(同)をはじめとする医学部外科講座消化器一般外科学部門の先生方のご指導を賜り、第79回日本消化器外科学会総会において優秀演題賞をいただくことができました。初めての学会発表ということもあり、なにかと慣れないところもあり、不安ばかりでしたが、先生方のご指導の下、丁寧に教えていただき深く感謝申し上げます。
今回、腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術後の続発性会陰ヘルニアに対して腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した1例を経験しました。日本においても、それほど多い症例ではないため、とても貴重な経験をすることができ、また、将来自分が手術する際にも十分に注意し、執刀していきたいと思うことができました。今回の機会を活かし、今後とも日々の業務・学術活動により取り組んでいきたいと考えております。この度、私がこのような名誉ある賞を受賞いただけたのは、諸先輩方のご指導、切磋琢磨し合える同期の存在や私共の医療に同意してくださった患者さんのお陰であると感謝申し上げます。今後もこの賞を誇りにより一層精進して参ります。
 
浅見優太さんのコメント
この度、青木武士教授、山崎公靖准教授(同)をはじめ、医学部外科学講座消化器一般外科学部門の先生方のご指導とご協力のもと、第79回日本消化器外科学会総会において優秀演題賞を賜りましたこと、大変光栄に存じます。 
今回は、幽門狭窄を伴う切除不能進行胃癌に対してバイパス術後に化学療法を行い、conversion手術を施行できた症例について報告いたしました。この症例から、化学療法による腫瘍縮小後の根治手術が進行がんや転移がんの患者において長期生存率の向上に寄与する重要な治療選択肢であることが示されました。右も左も分からない中、抄録作成から発表スライド作成、プレゼンテーションの練習までご支援いただいたこと、心より感謝申し上げます。学生の身でありながらこのような学会発表の機会をいただき、名誉ある賞まで受賞できたことは、今後の医師人生において掛け替えのない貴重な経験となり、必ず自分の成長に繋がると感じております。この学びを糧に、臨床と学術活動の両面でさらなる研鑽を積んで参りますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


武井専攻医左から、伊達博三講師、武井稔弥専攻医、青木武士教授
井上研修医左から、青木武士教授、井上嵩章研修医、渡邊良平講師
浅見さん左から、青木武士教授、浅見優太さん、山崎公靖准教授