令和6年度解剖慰霊祭を執り行いました

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10月15日、令和6年度解剖慰霊祭を上條記念館にてしめやかに執り行いました。
解剖慰霊祭は医療の進歩のため、ご献体された故人の遺徳を偲び感謝する式典です。
令和5年4月1日から令和6年3月31日までにご献体いただいた134柱の霊位が祀られ、参列者からご尊霊に対し、黙祷が捧げられました。その後、参列者全員が祭壇に献花を行い、ご冥福をお祈りしました。
式典では、本田一穂教授(医学部解剖学講座顕微解剖学部門)が「医学教育と医療の発展のために御遺体を供して崇高なるご意志を示された諸霊位に心より感謝いたします。今日の医学・歯学・薬学及び保健医療学の教育がこうした方々の善意に支えられていることをわれわれ医療従事者は忘れてはなりません。そして学生諸君は、将来、医師、歯科医師、薬剤師、看護師および理学・作業療法士として自己研鑽と真摯な努力を怠ってはなりません。今後も医学、歯学、薬学、保健医療学の向上と社会福祉に寄与するために努力を重ねることをお誓い申し上げます」と祭文を捧げました。
続いて、医学部と歯学部の学生代表が弔辞を述べました。医学部の学生は「生涯、医療者としてのあゆみをゆるめず、後世へこのバトンを繋ぎ、医療の礎を築いてまいります」と誓いを述べ、歯学部の学生は、「将来多くの人々の全身の健康を、口腔内から支え、社会に寄与できる医療人となれるよう、より一層精進してまいります」と誓いました。

01_黙祷黙祷を捧げる参列者一同
02_祭文祭文を捧げる本田一穂教授
03_弔辞 医学部学生代表弔辞を述べる医学部学生代表
04_弔辞 歯学部学生代表弔辞を述べる歯学部学生代表
05_献花の様子献花の様子
06_献花の様子献花の様子