上條翔太郎講師がORS(米国整形外科基礎学会)でthe 2025 ORS/OREF Travel Grant in Orthopaedic Research Translationを受賞

受賞・表彰#薬学部

上條翔太郎講師(薬学部基礎医療薬学講座生理学部門)が、ORS(Orthopaedic Research Society) 2025 Annual Meeting(2025年2月7日~11日:アメリカ合衆国 フェニックス)において、演題名「ラットにおける外傷後変形性足関節症モデルの確立と関連疼痛の評価」でthe 2025 ORS/OREF Travel Grant in Orthopaedic Research Translationを受賞しました。また同演題でNew Investigator Recognition Award (NIRA) finalistに選出されました。

【上條翔太郎講師のコメント】

この度、ORS(Orthopaedic Research Society) 2025 Annual Meetingでthe 2025 ORS/OREF Travel Grant in Orthopaedic Research Translationを受賞いたしました。また同学会でNew Investigator Recognition Award (NIRA) finalistに選出されました。
変形性関節症の基礎的な研究は主に膝関節が用いられています。しかし、足関節は膝関節と比較して軟骨の厚さが薄いにも関わらず、変形性関節症の発症頻度が低いことが報告されています。そこで、変形性足関節症の更なる研究のために変形性足関節症動物モデルが必要と考えました。本変形性足関節症モデルはラットを用いて、足関節捻挫で損傷されやすい靭帯を損傷させることで作成されました。さらに変形性足関節症の主症状である痛みを評価いたしました。
本ラット変形性足関節症モデルにより変形性足関節症の更なる研究が進み、治療が発展することが期待されます。
最後になりましたが、本研究は米国Pittsburgh大学で行っております。研究と留学を支えて下さった昭和大学の皆さま、関係各位、家族にこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
サムネ上條翔太郎講師(薬学部基礎医療薬学講座生理学部門)