板部洋之教授が日本薬学会第145年会で日本薬学会学術貢献賞を受賞

受賞・表彰#薬学部

板部洋之教授(薬学部基礎薬学講座生物化学部門)が、日本薬学会第145年会(3月26~29日:福岡国際会議場)において、演題名「動脈硬化発症に関わる脂質代謝の研究:生体内酸化LDLの構造解明と細胞内脂肪滴制御機構」で、2025年度日本薬学会学術貢献賞を受賞しました。

【板部洋之教授のコメント】

この度、2025年度日本薬学会学術貢献賞をいただき、大変光栄に存じます。
本研究は、動脈硬化症の発症要因と考えられてきたLDLの酸化変性体(酸化LDL)の分離に成功し、その修飾構造を明らかにしたものです。さらに、生体内で病変の進展に先立って酸化LDLが生成することを示し、また病変部に形成される脂質蓄積細胞内での脂肪滴の挙動についても新たな知見を加えました。
本研究を支えて下さった生物化学部門の皆さん、また、共同研究でお世話になった学内外の先生方に心より御礼申し上げます。
板部教授板部洋之教授(薬学部基礎薬学講座生物化学部門)