上田邦枝教授が令和7年度日本看護協会長表彰を受賞

受賞・表彰#助産学専攻科

上田邦枝教授(助産学専攻科)が令和7年度日本看護協会通常総会(6月11日:幕張メッセ)にて、日本看護協会長表彰を受賞しました。協会長表彰は、看護活動にて社会に貢献し、日本看護協会の事業推進に尽力した取組みが選出されます。長年活動してきた包括的性教育である「生命と性の健康教育」と、少子化の現在、社会に求められている「プレコンセプションケア」および、看護協会の学会の運営委員として、企画・運営を通して、看護の質の向上に寄与したことが評価され、このたびの受賞となりました。

【上田邦枝教授のコメント】

この度は「協会長表彰」という大変栄誉ある賞を賜り、光栄に存じます。医療者の立場から包括的性教育にて学校教育現場に関わり25年が経ちました。「生命と性の健康教育」は、現在は学校だけではなく、企業や保護者の会などから多数のご依頼を受け、昨年度は83講演を実施いたしました。講演会活動にご理解・ご支援を頂いております昭和医科大学にも大変感謝をしております。この場をお借りし、御礼申し上げます。
近年は、兼業にて助産院を立ち上げ、若者へのプレコンセプションケアを行っています。プレコンセプションケアは、妊娠を計画している女性のみならず、生殖可能年齢の女性およびカップルに必要な健康教育といえ、心身を管理して健康的な生活習慣を送る知識とスキルを身につけます。それは互いの健康を維持するだけでなく、より健やかな人生を送る自己実現の支援につながります。
今回の受賞を励みに、今後とも研究をもとに生命と性に真摯に向き合い、看護師・助産師の活動の幅を広げ教育にも反映し、昭和医科大学の医療人として社会に貢献してまいります。

上田教授サムネ上田邦枝教授